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高校生が香川県ゲーム規制条例を違憲として提訴:議会からの民主主義の挑戦案件

その他社会の考察・雑感などゲーム業界

18歳未満のゲームをプレイする時間を制限できる香川県の条例に対して、9/30、高校生が違憲として提訴した。

香川県のゲーム規制条例は、その内容の異様さ以上に、成立の経緯について「様々な民主主義的な手法に対する疑惑」が存在している。

今回は、改めてその内容について触れていきたいと思う。

香川の高校生、がんばれ!

香川県ゲーム規制条例に関する話題まとめと、中国政府のゲーム規制

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香川県ゲーム規制条例の独裁国家のような賛成率が話題になった

香川県ゲーム規制条例に関する話題まとめと、中国政府のゲーム規制

80%越えと、まるで独裁国家のような賛成率が話題になった。

僕のブログでは、実際に東京都で開かれたパブリックコメント(1万件以上規模)のものと比較している。

1万6972件のうち、反対意見(一部反対を含む)が48%で、賛成の38%を上回った。

-東京都の「飲食店原則禁煙条例」の賛否

また、同時に中国政府が打ち出したゲーム規制条例に似てるなと思ったら、「成り立ちも経緯も内容」も中国のゲーム規制そのものだったという。

なお、中国版のゲーム規制法案は下記。

中国政府は、十八歳未満の若者に対して平日にオンラインゲームをする時間を九十分までとし、午後十時から翌朝八時まではゲームを禁止するなどの規制措置を打ち出した。

一部の若者がゲームに熱中し、過剰に課金サービスを利用するなどしており、「心身の健康や学業に影響を及ぼしている」と懸念を示した。

非民主主義的な欺瞞的工作の数々

ニュースメディア「ねとらぼ」が原本を入手し、それを公開している。

このはてなブックマークコメントのトップコメントが個人的に隙で「まさにその通り」と思った。

「こんな雑な工作をした賛成派、こんな雑な工作を許す制度、こんな雑な工作を是とした議会」

規制条例の賛成票のほとんどが同一IP、同一UA

同じ誤字が複数回出てくる(依存層、条例にに、ご感て想、ゲットゲーム条例etc.)

 「パターン投稿」の中には、「依存層」「条例にに」「ご感て想」「ゲットゲーム条例」など、「誤字まで同じ」ものも複数みられました。中には数十回にわたって出てくるものもあり、さすがにこれらが別々の人物・PCから偶然重なって投稿されたとは考えにくく、恐らく同じ人物が同じPCから、同じパターンを「コピペ」して投稿した可能性が高いと推測されます。

そして下記の様にまとめている。

  • 賛成意見の大部分は「ご意見箱」から投稿されており、しかも特定の日に集中している
  • 賛成意見は同じ文面、同じ書式のものが非常に多い
  • 文面には頻出するパターンがあり、中には誤字まで同じものもある
  • UserAgentsなどの状況から総合すると、大量投稿を行っている人物は複数人いる可能性が高い
  • 大量投稿を行っている人物は、1人で複数の投稿パターンを使い分けている可能性が高い

 このうち、特に気になったのはやはり「1人が複数のパターンを使い分けていた可能性が高い」という点です。

ねとらぼさん、すごいっす。

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まさかの民主主義への挑戦案件:くだらないゲーム規制条例と思ったら……

だいじん
だいじん
ほえ~。くだらないことやってんな……

と思いきや、パブリックコメント賛成の偽装工作を経て可決する疑惑付の「民主主義への挑戦案件」だったでござる。

この高校生には、頑張ってほしい。

最近の若者はすごいなぁ。

……というか、政治家(特に県議員)はこの疑惑を調査する義務があるのでは?

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