PCゲーマーが選ぶセキュリティソフトのおすすめ
セキュリティソフトの話題がちょくちょく上がるようになってきた。
Windows7のサポート終了により、新たにPCを買う人が多くなったことが関係していると思う。
昔なら安く済ますなら無料の「Avast」が定番よね、という話で済んでいた。
しかし、このAvast自体が「ネット上で行われたユーザー行動の情報を集めて販売していた」と、セキュリティソフトが取り締まるべきスパイウェアと同じ事をしていたのがバレたのが話題になったので、とてもオススメしにくくなった。(Avastは否定している。)
と、いうことで良い機会なので、個人的に使っているセキュリティソフトを紹介したいと思う。
個人的にセキュリティソフト重視しているのは下記の点
- なるべく安く
- そんれなりの性能
- ゲームプレに支障が出にくい
僕は仕事でのPCオンラインゲーム・ブラウザゲームソシャゲ運営経験から、報告の少ないものを選んでいる。
一番最後に紹介したいと思うので、先に言ってしまうとソースネクストのスーパーセキュリティZEROである。(5年ぐらい使用してると思う)
おすすめしないセキュリティソフトとその理由
まずは、あまりおすすめしないセキュリティソフトの話から。
無料セキュリティソフトAvastのユーザー情報販売の話題
この記事によると集めていた収集データはほぼほぼネットでの動き全ての模様
- Googleでの検索ワード
- Googleマップで検索した場所やGPS座標
- Amazonでの購入履歴
- SNSのLinkedInへの訪問履歴
- YouTubeの特定のムービーの視聴履歴
- YouPornやPornHubなどのポルノサイトの訪問履歴及び検索ワード
等。
Avastはこの事実を否定しているが、Avastが買収したAVGはユーザー情報の外部への販売を宣言しており、ユーザーデータをAvastも収集しているので、その疑惑は尽きない。
その話題については下記の記事が詳しい。
性能に疑惑があり、おすすめできないKINGSOFT Internet Security
もう一つ無料のセキュリティソフトに「KINGSOFT Internet Security」がある。
2015版は自身のエンジンの他に、優秀なAviraエンジンを採用していて性能もそれなりにあったのに、2017以降はそのAviraを採用していない。(ライセンス切れ?)
それについての検証があったので紹介する。
結果は言うまでもなく、この検証した記事から、検出率は著しく低下しているのが分かる。
何もないよりかはマシだろうが、おすすめできるようなものじゃない。
有名なカスペルスキーをおすすめしない理由
セキュリティ意識の高い人には評判も良く、「鉄板」とまで言われるカスペルスキー。
ベンチマークの結果も良いが、PCゲームをプレイすることを前提だと注意が必要。
個人的な経験則ではあるが、オンラインゲームやソシャゲの運営の仕事で「カスペルスキーを最新に更新したらゲームが起動できなかった」という報告が多い印象がある。
実際、Twitterで検索するとこんな感じである。(ブラウザゲーム大手のDMM カスペルスキーで検索)
ウィルス対策にカスペルスキー入れて、セキュアコネクション起動したら、DMMのゲームがお住いの地域では利用できないと表示された。セキュアコネクション終了したらメンテ中画面になったので、セキュアコネクションは使用不可なのか。
— ゆゆ@リンガ泊地 (@yuyu_KOCN) 2020年1月14日
DMMのブラウザゲーできない人へ(あいミス、凍京NECROなど)カスペルスキー使ってませんか?自分はカスペルスキー切ったら治りました。
— フユボー (@fuyubo55) 2020年1月9日
カスペルスキーさんのせいで。DMM系のゲームが出来ねぇ。゚(゚^ω^゚)゚。
R18系のゲームも出来るやつと出来ないやつがあって、アダルトとかで引っかかってるのかもしれないが、なぜ出来るやつと出来ないやつが出てくるのか…。゚(゚^ω^゚)゚。
スマホだとR18は出来ないから、パソコンでやりたいのに😭— 遊月 (@kuronora1810) 2019年12月26日
最近の話だと、DMMの一部のブラウザゲームでも通信を遮断する模様。
(おそらく、最近強化されつつあるブラウザの保護機能と、ゲームの暗号通信の関係ではないかと、個人的には思っている)
確かに性能は良くても、ゲームプレイヤーには難点も多いと思う。
それでもカスペルスキーを使いたいなら、お得な買い方
カスペルスキーはよく「ベクター」で割引セールの対象になっているので、そこの情報を見て見ると良いかも。
詳しくは下記の記事「よくネットでセールやってるところのまとめ」に記載してるので、こちらもお読みくだされ。
そこでウィルスセキュリティZERO【ソースネクスト】
そこで冒頭で紹介した「ウィルスセキュリティZERO」ですよ。
- PCごとのライセンスの料金のみで、期間による更新料は無し
- エンジンは評判の良い「BitDefender」(ファイアウォール付の方)
- 経験則的にもあまり「ゲームが起動できなくなった」みたいな報告は見ない
Bitdefenderの性能について、この記事によると各検査機関で2018年「AV-Comparatives」で2位、「AV-Test」で防御面とパフォーマンス面両方で1位(同率多数あり)、「SE Labs」で、他にはやや劣るがトリプルA(優秀)1年で2回(最大は4回)と、それなりに高いのが分かる。(最高ではないのも留意)
結論を言うと、ゲームプレイを前提に、総合的に考慮するとこれでした、という話。
セキュリティソフトの効果は体感できないが、安全と安心を買っている
セキュリティソフトはその効果を体感することは、ほとんどないと思う。
しかし、ネットで物を買ったりゲームをしたりする以上、無防備というのは危険極まりない。
こうした安全と安心を買っている。
さらに最近はゲームでもチート対策や暗号化など、自身のセキュリティを強めるものがあるため、ただセキュリティが強力であれば良いというわけでない。
PCゲーマーにとっては頭の痛いことに「そこまで干渉せずうまくバランスの取れたセキュリティソフト」を選ぶ必要があるのである。
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