笑えるコピペまとめ:絶望のニート編(笑えない)
平成ネット史の産物の一つ「笑えるコピペまとめ」を今までやってきましたが、1個やり忘れていたジャンルがあったので、今回もやります。
さて、平成最後の日になりました。コピペ研究家のだいじんです。
今までの記事
旧2ch(現5ch):かつての有名な笑えるコピペまとめと廃れた理由の考察 | ゲーマー逃避行ブログ
今回は絶望のニート編。
このニートは平成の負の遺産かもしれないですね。
ニートと就業者の時間の定義:コピペ
社会人は1日に10時間働して1時間休憩して通勤に二時間かかり睡眠時間を4時間取る。
そうすると、自由にできる時間は4時間程度だ。
ニートは睡眠時間を7時間取って時間は17時間ある。実に社会人の4倍以上だ。
40までニートを貫いた奴は勝ち組みだよ。大学卒業からだとしても、社会人の72年分の自由にできる時間を使ってるんだから。だが、ペナルティも4倍だ。
40過ぎてニートやってたなら、社会では90過ぎの爺さんと同じ扱い。希望なんてあるわけない。むしろ、寿命だ。長生きした方だろ?
2年なら24で若いと思いがちだが、30の転職者と同レベルの扱いだ。決して甘い物じゃない。
時間は無限にあると錯覚しがちだが、一般人の4倍以上の速さで浪費してる。ニートが明日の夜寝る頃には、一週間分の時間を失ってるということだ。
ぶっちゃけ、一番絶望感が出そうなコピペ。
これを考えた人はすごいと思うわ。
ニートの性質
引きこもりニートに多いらしい
「なんでこういう社会にしないんだ?」
「なんでこういう法律つくらないんだ?」
「なんでこういうビジネスやらないんだ?」
「なんでこういう商品つくらないんだ?」
「世の中馬鹿ばっかりだな」
何で実際実現できないのか素で分かっていないらしい
知識と常識が足りていないようだ
ニートの性質を捉えたコピペ。
ニートの末路
俺思うんだよ
ネットにはニートが溢れかえってるけどその末路について語ってる人は非常に少ない
実際問題ニートの末路がどのようなものであろうとおそらくネットなんて使えなくなるだろうニートの末路を実際に味わった者がお前らに警鐘をならそうにも手段は失われてる
だからネットにはまだ余裕のあるニートが溢れかえって
「他にもいるしまだ大丈夫だろう」という意識に囚われるのかもしれない実際にはネット世界のニートは野良猫のように2.3年で入れ替わって多くが悲惨な末路を送ってるんじゃないか…
そんな気がしてならない
ニートの末路がネットにないことを疑問視してるコピペ。
実は近年、ぼちぼちとニートの末路が、その家族や本人によって書かれていたりする。
ニートになった背景は「壮絶ないじめを受けて社会に出られなくなった」など、色々あるものの、大体下記に集約されていた。
- お前なんか生まなくきゃよかったと親に泣かれる(高齢ニートの独白)
- 親に死なれて、最後は実質餓死。実際の死因は内因性の病気と片付けられた。(ニートの兄を見捨てた兄弟の証言)
さようなら青い鳥
小さい頃は近所の駄目人間おじさんをバカにしてたっけ・・・。
よれよれの紺のビニールジャンパー、べた付いてそのままよりも少なく見える髪の毛。猫背。生気のない瞳。ただその存在そのものを見下してたね。
将来自分は絶対に出世するんだって何の根拠もなく思ってたね。
小さい頃からの日々の積み重ねが大人になるまで続いてくなんて夢に
も思わなかったよ。中学生の頃通っていた塾の先生が言ってたな。「俺はあんまり頭良くないから法政にしか行けなかったんだ、ははは。」
クラスのみんなで大笑いしてたっけ。
あの内何人が法政以上の大学に行けたというのだろうね。毎日会社に通って夜遅くまで働いてるお父さんがいかに大変で偉大かって、やっと分かりました。
転職を繰り返して人に馬鹿にされて初めて分かりました。生きるって本当に大変。何をやっても後悔が待ってるもんね。特別じゃない。
自分は特別な人間でも何でもないんだって、20代後半になってやっと分かりました。
あの頃、白い眼で見てしまったおじさん、ごめんね。
あなたのぶんまで生きようと思います。
でも、時間が必要だったことだけは分かって欲しいんだ、おじさん。
実は、当時コピペではなかった。
「そういえば、さよなら青い鳥っていうのがあったよね」
みたいなもので再度蘇るのである。
大体2000年前後ぐらいだと思う。
派生版:さようなら青い鳥
ひきこもり歴2年。
もう1年以上太陽をみてない。
外にでるのは夜中の12時すぎてから。
川沿いの道を散歩するのと、
タバコを買うときだけ。もちろん自販機で。土手にすわって缶コーヒーを飲んでタバコを吸う。
橋の下にいるおっさんを見て、俺とこの人達の違いは何かと考える。親に甘えてる俺より、自分で生きてるこの人達のほうが
まだマシだと思う。3時間ぐらい歩いて、朝がくる前に帰る。
昔、夜中遊びまくって帰るときは全然気にならなかったが
新聞屋にあうのがきつい。こいつら俺のこと笑ってんだろうなと思う。
高校生のころ、年上の人に何か言われると
「おれがお前と同じ歳になったら絶対お前より大物になってやる」
と心の中で思ってた。
歳が同じなら俺のほうが上だって思ってた。高校までなまじ成績が良かった分、
自分は他人とは違う、必ず成功者の人生を歩むんだと思ってた。何の裏付けも無い自信と万能感。
まだなにも持ってないのに、すべてを手に入れたような気になっていた。
手を伸ばしさえすれば何でも手に入るって。通学電車で
安物の背広の袖がテカテカになってるおじさんを見るたび
なんともいえない気持ちになったけど、
自分とは人種が違う人だと思ってた。小さい頃は近所の駄目人間おじさんをバカにしてたっけ・・・。
よれよれの紺のビニールジャンパー、べた付いてそのままよりも少なく見える髪の毛。ただその存在そのものを見下してたね。
将来自分は絶対に出世するんだって何の根拠もなく思ってたね。
大人になればきっと理想の自分になれると信じてた。今はただ本気を出していないだけで、
本気をだせばいつでもすぐに
自分なんてものは簡単に変われるはずだって。でも現実にはめんどくさいし
明日から変わればいいやと思ってた。小さい頃からの日々の積み重ねが大人になるまで続いてくなんて
夢にも思わなかったよ。この歳になって、人に馬鹿にされて、初めてわかりました。
生きるって本当に大変。
何をやっても後悔が待ってるもんね。特別じゃない。自分は特別な人間でも何でもないんだって、
今になってやっとわかりました。毎日会社に通って夜遅くまで働いてるお父さんが
いかに大変で偉大かって、やっと分かりました。あの頃、白い眼で見てしまったおじさん、ごめんね。
でも、時間が必要だったことだけは分かって欲しいんだ。フリーマーケットで売りさばく物を探すために
押し入れを引っかき回していたら、
二十数年前の日付の日記が出てきた。母が書いたものらしい。
開いてみたら、
俺が生まれてから一歳までの間の毎日の
俺に関する出来事が書き綴られていた。「今日は指をしゃぶっていた」とか「もうすぐ立てそうだ」とか。
まさか、あの頃は俺がこんなクズに育つとは
夢にも思っていなかったんだろうな。罪悪感と不甲斐なさで涙が出てきた。
焼却炉に放り込もうかと思ったが、それは思いとどまった。
新聞紙でグルグル巻きにして、
昔のレコードと一緒に箱詰めにして
押し入れの奥深くに封印した。もう二度と見たくない。
残念ながら俺は親にとっての青い鳥ではなかった。
今まで散々期待させておいて
一つも応えられなくて本当にごめんなさい。ずっと心の中に「青い鳥」を飼っていた。
長い長い夢が覚めるのに、今までかかった。もう夢は見ない。
この先に希望が無いって事もわかってる。俺の心の中の青い鳥は、ようやく死んでくれた。
>>
羽ばたいていないから、
死んだように見えるだけさ
最後に:
ニートという言葉が出始めた「2000年前後」はまだ、前向きなものが目立った気がする。(さよなら、青い鳥)
時が経つにつれ、実態の情報がネットにあふれるにつれ、絶望度が上がっているように見える。
まぁどの道、いつかは働けなくなるんだから、働けるうちに働いた方がいいとは、思うね。
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