Vtuberゲーム部プロジェクトの「山手線内回り」動画考察:忘れ物の意味は「いなくなってしまうかもしれない人への応援」
Vtuberのゲーム部プロジェクトの動画で「山手線内回り部室前」というのがある。
これも以前の「監禁事件動画」のように非常に不思議なものになっているので、考察していきたいと思う。
内容は、部員それぞれに焦点を当てた作品ではあるものの、そのメッセージは前回同様、外側に向けたメッセージだと思い、それを前提に考察している。
https://www.daij1n.info/entry/2019/03/06/vtuber-gamebu
以後、画像の出典は、全て上記動画のものになります。
山手線内回りは「過去」を示す
そもそも、山手線内回りは「反時計回り」であり、これは「過去」を示唆しているものと見られる。
過去から現在へ、なのか、過去からさらに過去へ、なのかは分からない。
ここでは一応「過去から現在」へという視点で行きたいと思う。
これを前提に各部員の車両を考察していきたいと思う。
夢咲楓:Youtuberかゲーム実況者か、揺れる想い
夢咲楓が、車両を進んでいく時、電車が曲がり揺れる。
この時、「何か落ちた音がして、Youtubeから贈られた栄誉『銀の盾』(一定数のチャンネル登録者数のYoutuberに贈られる)が映りこむ」
おそらく、落としたものは序盤に右側の座席に見えてた「3DS」。
これは「純然たるゲーム実況者の道」を捨てて、日常回や非日常回などをメインにして「Youtuber」を取った、ゲーム部の部長としての心境ではないだろうか。(揺れた、というのはその心境だろう)
道明寺晴翔:運営ネタ?一人だけ部員達と別の方向を見てる
前方に5つの「マスク」次の座席に1個ずつ離れたマスクがあり、そのうち1個は他と違う向きを見ている。
(画像からだと分からないが、このパートの終盤に見渡す場面があり、そこで「前方には5個」「後方には2個」と分かる)
マスクの数についてはいくつか解釈ができる。
- 「部員4名+ここあ1名」説
- 「部員4名+3D動画制作者1名」説
後ろの座席にある2個は、「それらを管理する運営スタッフではないだろうか」
1人だけ、違う方向を向いている。
しかもそのマスクは、もう1つのマスクと離れた位置にある。
管理スタッフの中でも距離を置いていることが分かる。
おそらく地位的な距離で「代表取締役社長」。
以前起こった、騒動の渦中の人だろうか?
ゲーム部プロジェクトの方向とは、違う方向を向いている人物が管理者の中にいる。
なお、関係あるかどうかは分からないが、この動画が投稿された直後、運営会社は外注受託ビジネスを本格化するプレスリリースを発表している。
VTuber業界で累計再生回数1億超えのUnlimitedがアニメコンテンツ特化型マーケティングサービスを開始|株式会社Unlimitedのプレスリリース
桜樹みりあ:お前の過去……もしかして……
色々と取っ散らかっている。缶はエナドリだらけ。
それぞれタロットカードが置いてあるが、僕はタロットカードが分からないので「とりあえずネガティブなカード」を前提として話を進める。
少し暗い作品なので。
もしタロットカードの意味合いがネガティブなものであった場合、みりあちゃんの過去は割と暗い物だったんじゃないかと。
理由はともかく、アナログ・デジタルゲームで色々とやってみて頑張ってみたけど身につかず、中途半端でダメだったっぽい?
長続きしない理由は遊び相手がいなかった?または同じ趣味の子がいなかったのかな?
ぼっち説は、みりあちゃんの性格からは考えつかないけど……
と考え抜いていたら「そういえば、みりあちゃんって家族構成や過去のことを話した回とかあったっけ?」と思った。
たまたま僕が見逃しているだけか、たまたまそういう場面が少ないのか、しかし暗い作品なので何とも不安なものである。
風見涼:迷ってるんだね、部活に
実にシンプル、置いてあるものはゲームコントローラーと、白紙の進路調査票。
「本気でやりたい」と思えたことがない不安感だろうか?
加えてここだけ、他と違う演出がかけられている。
風見涼だけが、暗転した未来を見ている可能性
進路調査票の後、社内は暗転し、周囲を見ていると「逆走」している。
つまり、この演出時の時だけ「現在から未来」を見ている。
車内は暗くなり、ライトが青白から「赤」になる。
さらに駅を告げるアナウンスもとぎれとぎれ、次のステージが見えていない。
彼だけが「現在」も将来において部活にネガティブな感情を抱いているのかもしれない。
「忘れ物はありませんか?」は僕らに投げかけれたメッセージの可能性
この作品にはもう一つ「忘れ物はありませんか?」というテーマがある。
ここでいう忘れ物とは、僕らに投げかけられたメッセージではないだろうか?
今後、4人で活動を永久的に継続できる、という事は稀だろう。
例えば、今から「風見涼は活動を辞めます」という事態になった時、僕らは後悔しないだろうか?
「あの時、グッズ買っておけばよかった」
「スパチャ投げれば良かった」
「生放送見に行けば……」
つまり、忘れ物とは応援。
『もっともっと応援しておくべきだった』
今、応援できなきゃ、今後応援できなくなるかもしれないコンテンツに対して、今、応援できてますか?
今、応援している人へ、応援の忘れ物(後悔)はございませんか?次の駅(ステージ)が消えちゃう前に
ではないか、と考えた。
ゲーム部を例にしただけの動画なのか、ゲーム部の活動停止を示唆する動画かどうかは、僕も分からない。
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