ノストラダムスの予言は二つの世界大戦を的中させていたか検証その1
せっかくなので新春オカルト回を再開。
もし、ノストラダムスの予言が的中しているなら、そして、あいまいな表現の詩ならどうとでも解釈が可能であれば、「1999年7の月の恐怖の大王」の詩(百詩篇第10巻72番)から、時系列で解釈が可能である、ことを検証していく。
少なくとも二つの大戦ぐらいまでなら記録も豊富にあるし、いけるだろ!
と、いうことです。
詩の引用に使うのは下記のサイトです。
www42.atwiki.jpインターネットの力は素晴らしい!
- 1. 過去記事
- 2. 前提
- 3. 百詩篇第10巻60番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 4. 百詩篇第10巻61番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 5. 百詩篇第10巻62番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 6. 百詩篇第10巻63番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 7. 百詩篇第10巻64番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 8. 百詩篇第10巻65番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 9. 百詩篇第10巻66番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 10. 百詩篇第10巻67番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 11. 百詩篇第10巻68番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 12. 百詩篇第10巻69番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
- 13. 最後に
過去記事
- 【特別企画】ノストラダムスの大予言を検証する、恐怖の大王編 – ゲーマー逃避行ブログ
- 【第2回】ノストラダムスの大予言を検証する、恐怖の大王後~現在編 – ゲーマー逃避行ブログ
- 【第3回】ノストラダムスはアメリカのトランプ政権の暴露本を予言していたか
- 【第4回】ノストラダムスの大予言を検証する、未来編 – ゲーマー逃避行ブログ
- 【第5回】ノストラダムスの大予言を検証する、未来編その2 – ゲーマー逃避行ブログ
前提
- 予言は的中しているものとみなして、検証していく。
- 時系列順に並んでいる。
- 特徴として、世界の変動を中心に見ている。よって世界に影響しない、一国だけの災害や事故などは今のところない。(少なくとも国を跨ぐ)
前回は百詩篇第10巻70番から、未来の100番まで進めたので、今度は逆行して過去に進めます。今回は、百詩篇第10巻60番~69番を解釈していきます。
百詩篇第10巻60番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
百詩篇第10巻60番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
私は涙する。ニース、モナコ、ピサ、ジェノヴァ、
サヴォーナ、シエーナ、カプア、モデナ、マルタ、
新年の贈り物として上方に血と剣、
火、地震、水、不吉にして望まれざるもの。
これは、ナチス・ドイツが軍を掌握し、第二次世界大戦をしかける、という予言だったんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
ナチス・ドイツは1938年1月、ドイツ国防軍幹部の更迭し、軍を掌握する。翌年以降、ドイツは各国に侵攻し、戦争を行うようになる。第二次世界大戦の幕開けとなった。
【参考リンク】
百詩篇第10巻61番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
ベタ 〔=ブダ?〕、ウィーン、エモル 〔=モレア?〕、スカラバンティアは
パンノニアをバルバロイに引き渡すことを望むだろう。
槍と火による甚大な暴力。
陰謀者たちは高齢の淑女によって暴かれる。
これは、第2次大戦後(1945年11月)のユーゴスラビア社会主義連邦共和国の誕生を予言したんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
パンノニアはユーゴスラビア、バルバロイは正規の王でないものに比喩されていると思われる。槍と火による甚大な暴力は、まさに第二次世界大戦の事だろう。
ナチスドイツに侵攻されたユーゴスラビア王国政府は、すぐに降伏。ロンドンに亡命政府を作り、対抗することになる。連合国側は、最初は王国政府を支持していたが、次第に現地で抵抗しているチトー氏率いる「パルチザン」の支援に回る。
第二次世界大戦後、チトー氏は王の帰国を認めず、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の建国を宣言した。
【参考リンク】
百詩篇第10巻62番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
セルビア近くでのハンガリー襲撃に対し、
ブダの伝令官が彼らに警告しに来るだろう。
ビュザンティオンの指揮官は、スクラウォニアのサロナエから、
アラブの教義に彼らを改宗させに来るだろう。
これは、1940年代後半の、ソ連による東欧のスターリン主義の浸透を予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
シリア「バース党」の掲げた汎アラブ主義はソ連型社会主義に近いようなトップに強力な権限が集まる方式で、さらにハンガリーも1940年代後半はスターリン主義政権が立つ。
なお、次の詩に続くが「汎アラブ主義」はイスラム周辺国家との摩擦を生み、「スターリン主義のハンガリー」も民衆の不満を買い、暴動が勃発する。
3行目から4行目はトルコからのイスラム教への改宗の話が出ているが、ノストラダムス時代のオスマントルコはイスラム以外の宗教にも寛容な政策を採っていたはずなので、おそらく「無茶な圧力を使った思想浸透は、うまくいかない」という比喩で使ったのではないかと予想する。
【参考リンク】
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百詩篇第10巻63番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
キュドニア、ラグーサ、聖ヒエロニムスの都市は
癒しの救いによって活気付くだろう。
英雄二人の死によって王の息子は死ぬ。
アラブとハンガリーが同じ道を歩むだろう。
これは、1950年代後半の「ソ連介入の失敗」のことを予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
62番の詩に続いている。当時の社会主義国家「ソ連」は各国を懐柔するために、様々な支援や介入を行った。「汎アラブ主義」の支援や「ハンガリー介入」。しかしどれもうまく機能せず、長続きしなかった。
百詩篇第10巻64番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
涙せよ、ミラノ。涙せよ、ルッカとフィレンツェ。
汝の大公が二輪馬車に乗るであろうことに。
御座を替えるためにヴェネツィア近くに前進する、
コロンナがローマで変化するであろう時に。
これは、1960年に開催されたローマオリンピックのことを予言したんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
不思議と思われるかもしれないが、このローマオリンピックは初のドーピング使用で自転車レース後に死者を出したオリンピックとなる。以後、スポーツ競技の世界でドーピングに対する策が講じられるようになった。
【参考リンク】
百詩篇第10巻65番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
百詩篇第10巻66番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
おお、荒れ果てたローマよ、滅亡が近づいている、
汝の壁にだけでなく、血や実質についても。
文字による無骨さが非常に恐ろしい矢傷を生み出すだろう。
尖った鉄器が全員を柄まで貫くだろう。
これは、ルーマニアの社会主義崩壊までを予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
荒れ果てたローマは「ルーマニア」の比喩だろう。
1965年にルーマニアのトップに「ニコラエ・チャウシェスク」が座る。彼は、当初は独自路線的な多方面外交を展開し、国民からの人気を得るが、1980年代の壊滅的な経済危機について、国民経済を省みない政策を展開したことにより、失墜。
デモの群集に対し、軍に発砲を命じ、軍のトップが従わなかった事に、トップを処刑。(あくまでも処刑説が濃厚ということで、形式上はトップの自殺)
この事件により、軍にも不満を抱かれた大統領は、座を追われ、最終的に夫妻と共に銃殺刑に処されることになる。
【参考リンク】
百詩篇第10巻66番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
百詩篇第10巻67番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
ロンドンの指導者はアメリカの王国を通じ、
酷寒の時期にスコットランドの島を抑制するだろう。
彼らは戴くだろう、反逆する国王を。ひどい偽りの存在である反キリストは
一人残らず混乱に陥れるだろう。
これは、ロッキード事件を予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
- ロンドン:
イギリスの比喩 - スコットランドの島、反キリスト
日本の比喩
アメリカのロッキード社による賄賂事件ではあるが、1972年、エドワード・ヒース英首相がトライスターを購入するよう、日英首脳会議で働きがけていた事が2006年に発覚する。(ロールスロイスのエンジンを採用していたため)
なお、ロッキード事件が明るみに出るのはその後、1976年2月の事である。
結果、「列島改造計画」「日中国交回復」などノリに乗っていた元首相「田中角栄」は裁判にかけられた。また警察の捜査中、関係者が相次いで変死するなど、混乱が続いた。
【参考リンク】
百詩篇第10巻67番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
百詩篇第10巻67番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
五月に非常に強い地震。
土星は磨羯宮に。木星、水星は金牛宮に、
金星も同じく。巨蟹宮は火星に。アノネーでは
その時に卵より大きな雹が降るだろう。
これは、1974年5月に開かれたフランス大統領選挙の事を予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
- 5月の非常に強い地震:
中国の四川大地震 - アノネー:
フランスの比喩だと思われる - 卵より大きな雹が降る:
災厄ではなく、その逆の意味ではないだろうか - 各天文に関する事項:
時期を示すものだと思うが、僕にはよく分からなかった。
ここで当選したフランスの大統領の提案から、初めて「世界先進国首脳会議(サミット)」が開催されることになる。
【参考リンク】
百詩篇第10巻68番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
海からの軍隊は都市の前にとどまるだろう。
そして出発するだろう。長旅をすることはなく、
市民たちから陸上で大きな戦利品を得るだろう。
艦隊が戻って大掠奪(略奪)を再開する。
これは、1982年のイギリスとアルゼンチンの「フォークランド戦争」勃発を予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
- 海からの軍隊:
イギリスの軍隊 - 長旅をすることはなく:
戦争は短い期間に終結する - 大きな戦利品:
勝利 - 艦隊が戻って大掠奪(略奪)を再開する。:
一度奪われたフォークランド諸島を、奪還する。
【参考リンク】
百詩篇第10巻69番:ノストラダムスの予言を検証、解釈する
昇進した新参の老人による輝ける行為は
南方でも北方でも非常に大きなものだろう。
その実の姉(妹)の大いなる翼に持ち上げられる。
逃れて、アンベルの茂みで殺される。
これは、1989年の「ベルリンの崩壊」を主に指してて、それに連なる東欧革命(社会主義政権が次々と倒れる)を予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
- 昇進した新参の老人:
東西ドイツ - アンベルの茂みで殺される:
ベルリンの壁の崩壊 - 南方と北方:
東欧革命の舞台となるヨーロッパ諸国
【参考リンク】
最後に
意外と、色々と、無理やりにでもこじつけを行おうとすれば、できるもんですね。第二次世界大戦まで、見事、時系列順にできました!
次回は第一次世界大戦が入っているかどうか、検証してみたい、と思います。そろそろ、漫画「MMR」は超えたのではないか、と思います。
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
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