【第5回】ノストラダムスの大予言を検証する、未来編その2
「新春特別企画」と、いうことで、オカルトの定番「ノストラダムスの大予言」を前回に引き続き検証していきたいと思います。
前回の記事
www.daij1n.info前回は「百詩篇第10巻90番」までやりました。
未来、ということで、確証はありませんが、今までのノストラダムスの傾向から、下記の要素があるという前提で検証していきます。
- 世界的な変動に関する事項であること
- 範囲はヨーロッパ、アジア、アメリカが主であること。(主にヨーロッパ)
- 詩は時系列順である。
【参考記事:ノストラダムスの予言はここから引用してます。】
トップページ – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
とても詳しく、丁寧な考察もついており、とても便利で感激してます。
それでは、ラスト第10巻100番の詩まで検証していきたいと思います。
※ 時期に関してはほとんど記述がないため、割と適当です。記述のあるものとつじつまを合わせるため、序盤の間隔は少し他のものと違っております。
百詩篇第10巻91番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻91番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
ローマの聖職者よ、千六百と九の年、
その年の初めに、汝らは選挙を行うだろう。
仲間から出た灰色と黒の中から、
かつてないほどの悪しき者が。
これはまいった。時系列順に並んでいるという仮説を立てて検証している身にとっては。
そこで、「1609年1月」を比喩的に使ってると見なした。これは、1609年1月に設立されたアムステルダム銀行を比喩にしていると思われる。
「ローマの聖職者」は以前からの記事で指摘しているように「ヨーロッパの集合体」を示していると仮定する。(なお、ノストラダムスは1609年の時代を生きていない。しかしこれを比喩に使うことこそ、偉大なる予言者たる所以なのだ!)
これは、おそらく経済的な事件の発生。欧州議会の選挙で選ばれた人が、この後、特に銀行を使った租税回避問題でかなり真っ黒、もしくはグレー、糾弾されることを予言したんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
時期は2100年ぐらいかと思われる。
百詩篇第10巻92番:ノストラダムスの予言を解釈する
父の前で子どもが殺されるだろう。
その後で父は燈心草の縄の中に。
ジュネーヴの人々は大いに骨折りをさせられるだろう。
指導者は中央で丸太のように横たわる。
91番の詩の続き。ヨーロッパを巻き込んだ租税回避スキャンダルの結果、スイス(おそらく税逃れで利用された?)がてんやわんやになる。
そして多くの欧州議会での選出者が、白目をむくハメになることを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
時期は2100年中盤~後半ぐらいかと思われる。
百詩篇第10巻93番:ノストラダムスの予言を解釈する
新しい小舟が旅行を受け入れるだろう。
(その旅は)其処やその近くに帝国を移すだろう。
ボーケール、アルルは人質たちを留め置くだろう。
近くで斑岩の円柱二本が見付かる。
新しい小舟。そろそろ時代的には宇宙船やタイムマシンが出ても不思議ではない気がする。タイムトラベル成功の不確実性から、ここでは「宇宙船」ではないかと仮定する。
これは宇宙開拓時代の幕開けを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
重要な資源が宇宙で発見され、フランスのボーケール、アルルを含む地域権内の施設に保管される。これを発端に帝国達(先進国)の資源争奪戦が、舞台を宇宙に移した、と予言しているんだよ!
時期は2120年ぐらいかと思われる。こんな宇宙開拓時代に生まれたいものだ。
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百詩篇第10巻94番:ノストラダムスの予言を解釈する
ニーム、アルル、ヴィエンヌの者は軽蔑する、
ヘスペリアの勅令にまったく従わない者を。
その貴人に骨折りを余儀なくさせるために。
セラフィムの服装で 〔=フランシスコ会士の格好で〕 六人が逃がされる。
93番の詩に続く。おそらく宇宙資源の争奪戦に終止符が打たれたことを予言しているんだよ!壮絶な宇宙開拓の結果、何らかの、規則が決定したと見ていいだろう。
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
時期は2130年ぐらいかと思われる。
百詩篇第10巻95番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻95番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
イスパニア諸地域に非常に強い王が来るだろう、
海と陸から今まさに南方を征服しつつ。
この悪事が三日月を低くしつつ、
金曜日の人々に翼を下げさせるだろう。
「悪事」「三日月」「金曜日の人々」はイスラム教圏を指していると思われる。
おそらくイスラム教の過激派に強いリーダーが現れることを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
イスラムの過激派グループが、南方(アフリカ北部)を中心に勢力を伸ばしていくと思われる。しかし、この武装行動は、結果的にイスラム全体を弱体化させてしまった。
時期は89番の詩から57年を足して2140年前後ぐらいだと思われる。
百詩篇第10巻96番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻96番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
海の名前の宗教が勝つだろう、
アダルンカティフの息子の宗派に対して。
頑迷な宗派は憐れまれることを恐れるだろう。
アレフとアリフによって二方向から傷つけられる。
この大辞典から、2行目と4行目について、韻がない関係から、原文が誤植説があり、可能性の高いほうを選択するものとする。「アダルンカティフ」は「アダルンカリフ」に。「アダルン」はアフリカ北部を示して「カリフ」はカリフ制を主張する過激派イスラム教原理主義者を示す、ということであれば、95番の詩から続くのも納得できる。
95番の詩の関係から、過激なイスラム原理主義が殲滅されたことを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
海の名前の宗教は分からないが「キリスト教が主流な国家」でいいだろう。「アレフ」と「アリフ」はそれぞれ、イスラム教の宗派を示すものと思われる。「シーア派」「スンニ派」。
時期は2150年前後ぐらいだと思われる。
【参考】
Adaluncatif – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
百詩篇第10巻97番:ノストラダムスの予言を解釈する
三段櫂船はあらゆる年齢の捕虜で満たされる。
時代は吉から凶へ。甘美には苦渋が。
バルバロイたちの餌食になる。(彼らは)あまりにも迅速だろう。
羽が風に舞って悔やむのを見たがる。
三段櫂船は地中海の軍艦、公務につく船、バルバロイは、無法者(よく分からん人達)の比喩だろう。
これは、アフリカとヨーロッパ間の難民問題の激化を予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
96番の詩から予想するのに、アフリカ北部では貧困が進み。しかし貧困者はイスラム過激派も頼れなくなった状態になり、ヨーロッパへの脱出を試みる。しかし、先の戦争により、それが規制されきなくなった。ヨーロッパから帰される船は大勢の難民でいっぱいになった。
その後の難民は?無法者の人買いに買われて、不法滞在者の違法労働に従じるか、誰にも認知されることもなく死にいくだけである。
時期は2150年中盤から後半ぐらいだと思われる。
百詩篇第10巻98番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻98番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
陽気な乙女への明るい光は
もはや輝かないだろう。長い間、塩のない状態になるだろう。
商人たち、放蕩者たち、狼たちとともに耐えがたく、
全てが混乱し、怪異はいたるところに。
塩は給料の比喩か。深刻でかつ復帰不可能なレベルでの世界規模の大恐慌が襲い、経済が著しく停滞していることを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
すでに97番目の詩にはアフリカ北部の疲弊が予言されているが、その頃ぐらいから、先進国の経済も疲弊、アフリカへの投資も行き詰っている感じ、ではなかろうか。
時期は2160年前後ぐらいだと思われる。
百詩篇第10巻99番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻99番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
最後には、狼、獅子、牛、ロバ、
臆病な鹿が、マスチフ犬とともにあるだろう。
彼らにはもはや甘いマナが降ることはなく、
マスチフ犬に見張りや監視の任が下ることもないだろう。
マチフス犬は番犬、おそらく「管理者」の比喩と思われる。狼、獅子は「富裕層(オーナー)」牛、ロバは「労働者」臆病な鹿は「貧困者(無職?)」の例と思われる。
つまり、経済が復旧できない世界に陥り、国が国民の行動を管理する、管理社会的なディストピア社会が出来上がっていることを予言しているんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
国が管理し、国民全体で効率よく生産、消費(分配)しないといけなくなり、国家の介入がどうしても必要となってしまった。
ここまで深刻にさせる経済停滞とは何か。おそらく、年代的に各資源の枯渇ではないだろうか。
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
時期は、2160年中盤から後半かと思われる。
百詩篇第10巻100番:ノストラダムスの予言を解釈する
百詩篇第10巻100番 – ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典 – アットウィキ
大帝国はイングランドのために、
三百年以上のパンポタンとなるだろう。
大軍隊が海と陸を通り過ぎる。
ルシタニア人たちはそのことに満足しないだろう。
大帝国はアメリカを指しているのだろう。ルシタニア人はスペイン・ポルトガル人で、ここではイングランドと分けられていることから、大陸側のヨーロッパの比喩かと思われる。
そう、これは国際的な主導権において、米英の力加減は逆転することを予言していたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
国による 管理社会の移行に時間を要した、もしくは失敗したアメリカは混乱の中、国際社会で没落し、管理社会への適用がいち早く進んだイギリスに、支援を申し込むようになる。
EUの中央府としてはいささか、納得のできないところ。特に西部は不満が強くなるっぽい。
時期は、2170年前後かと思われる。
そして以後、300年間、この力の差は続く。
最後に
よっしゃ、とりあえず疑義のなさそうなノストラダムス百詩篇第10巻100番まで、解釈してみせました!(11巻12巻には疑義があり、偽者の可能性が指摘されている。のでやりません)
各詩で予言される発生時期は、個人的な間隔でやっているので、デタラメではありますが、話の流れとしては割と、自然な流れになっているのではないかと、思います!
ノストラダムスがこの詩で伝えたかったものを考える
つまり、これらの詩は、様々な動乱を経た後、自由主義的な経済が疲弊し、国家による自由が制限された管理社会に移行する物語を描いていたんだよ!
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ 😉
個人的には現在の「ユートピア」の原型ともいえる、トマス・モアの「ユートピア」の影響を受けたものかと思われます。(このユートピアで描かれる国は「財産の私有を否定」するなど、共産主義的な思想が入ってます)
今後の未来、本当に管理社会に向かっていくのか、それは、未来の人々の行動にかかっているのです!
マルクスとノストラダムス
まるでかの「マルクス」みたいであるが、マルクスもノストラダムスと同じユダヤ人で、そして詩を好む人物であったという。(詩人を目指したが、無理だった)
マルクスの登場はノストラダムス登場から300年後。これは偶然か、それとも必然なのか……
最後までやってみた感想
……MMRのメンバー達より、がんばった気がします!1990年より前に関しても、第二次世界大戦勃発ぐらいまではやれそうな気がしますが、それはまたの特別企画のネタにしたいと、思います。
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