ゲーム考察:ドラゴンクエスト1の竜王の謎考察。本当にやつは悪なのか?【ドラクエ】
ドラクエで親しまれる大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」。
このシリーズ初代「1」において、ラスボスを務める「竜王」。
人と対立し、アレフガルドを混沌に陥れた邪悪な存在とされているが、果たして本当にそうなのだろうか?
考察を続けているうちに、いくつかの疑惑とアレフガルドの人の闇の痕跡を探ることができた。
ファミコンからのゲーマーであり「ゲームだから」と済まさないゲーム考察家の筆者がその真実を描く。
竜王の邪悪さ:シリーズを通して竜王の家系から邪悪さが感じられない
ロトシリーズ3部作において、竜王の家系と見られるものが存在する。
【ドラクエ3】(時系列はドラクエ1より前)
竜の女王であり、すぐ死去してしまうため、出番は少ないが、穏やかな性格だと記憶している。勇者に「ひかりのたま」を託す。
【ドラクエ2】(時系列はドラクエ1より後)
竜王のひ孫が存在する。気さくな性格で、紋章のヒントを教えてくれる。邪悪さは感じられない。
上記により、基本的には人間に対して友好的な存在であることが分かる。
ドラクエ1の竜王だけ、アレフガルドを震撼させる存在になったのだ。……なぜだろうか?
疑惑はラダトーム・アレフガルドの人の闇へ
もし、竜王にも邪悪さがなく、理由がありアレフガルドの人間と敵対した、という説を前提に考えてみよう。
ラダトーム、とりわけアレフガルドの人達には何の問題もなかったのだろうか?
しかし、考察を続けていくうちに、いくつかアレフガルドの人達の闇の疑惑が浮かんできた。
ドラクエ1の勇者は王位譲渡を拒否し、アレフガルドの外界へ
戦いに勝利した勇者に対して、王は「王位譲渡」を提案。
しかし、勇者はこれを拒否。その後ドラクエ2で分かるように、外界に活動拠点を移していることが分かる。
……アレフガルドは本当に良い国だったんだろうか?
アレフガルド中を駆け巡った勇者よ……お前は何を知ってしまったんだ?
ローラ姫も勇者についていき、お城を出る
長い間囚われの身であったローラ姫も、城に戻るや否や、早々に勇者についていくことを決断する。
そこに、迷いなど、感じられなかったよ。
ドラクエ1その後:ドラクエ2のアレフガルドは荒廃した
ドラクエ1から100年後の世界のドラクエ2。
ここでのアレフガルドは竜王のひ孫の助言に「かつてメルキドという町があった場所から」ということから分かるように、ラダトーム以外の街が荒野と化し、衰退しきっている。
なぜ、こうなってしまったのか。政治もより良い形にはならなかったと推測できる。
最後に:竜王は本当に悪だったのか?
こうして考えると、竜王が邪悪でアレフガルドが混沌に陥ったというより、何らかの理由によりアレフガルドの民と竜王側が対立状態になった、と考える方が自然だろう。
そしてその非が、一方的に竜王にあるとはいえない痕跡が存在しているのである。
竜王は本当に悪だったのか。この常識の再考の余地があることだけは間違いない。
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