東京ゲームショウ前にガチャ事件のニュースが相次ぐ
自分も行く予定のゲームの祭典「東京ゲームショウ(TGS2018)」だが、その直前にガチャ事件のニュースが相次いだのでメモ。
星のドラゴンクエスト(スクエニ)ガチャ不当表示の返金訴訟で原告敗訴
今年初めに発生した初のガチャ事件の集団訴訟。
結果、第一審は敗訴とのこと。
ガチャに関連する問題は度々発生しているものの「ドラゴンクエスト」というビッグタイトルゆえ、訴訟問題に発展したと思う。
【参考】他のガチャ関連の訴訟に関して:女神転生IMAGINE
かつてソシャゲが登場する前にも、ガチャ関連の問題で個人の少額裁判に発展したケースがある。
発端として、今となっては珍しくない、「特賞」などの表記がない、などの問題。
さらにこの誤認しやすい表記に対し、ユーザーに対し、特に何もしない。というもの。(と、いうより、当時は詫び石みたいな制度は一般的じゃなかった)
こちらも結果は敗訴。
オンラインゲームの対象賞品に特賞や確率の表示をしていないことは、サイト運営として一般的であるとまで言えないまでも、特異な運営であるということはできず、そのことが欺罔にあたること及び虚偽の表示であることを認めるには足りる証拠はない
今の時代であれば、大炎上間違いなしではあるものの、敗訴、返金なしとのこと。
奇しくも、こちらも家庭用ゲーム時代からの、著名タイトル。
アナザーエデン(Wright Flyer Studios)
よくお問い合わせとかでも「運が悪すぎる」だの「やたら当たってる人がいる」だのクレームが来るけども、純粋な確率だから起こりえるもの。
しかしこれは、その運が悪すぎた場合、再抽選を行い補正し、運が良すぎた場合も補正するプログラムが入っていた、というもの。
「何か変な補正処理入ってるんじゃないの?」
という、よくある疑惑に対し、
「いやぁ普通に考えて、わざわざテストしにくい、バグの危険性も上がって運営効率が悪くなるような、余計な処理を入れるなんて、やるわけないっしょ」
と思っていたけども、やってるとこはやってるんだねぇっと。
そして、ちょっと気になる点がある。
- この公表、仕様通りなら調査上、ログによる確率は正常になるので、正直に発表しなくても良かった。
- 発表のタイミングはゲームショウ前(元々、グリーがスマホ向けアプリ開発するために設立された会社である。)と、最悪のタイミング。
これらの点から、元々情報を知っていた社員が暴露的に、公表した内部告発なのかもしれない。
最後に
パチンコですら筐体の意図的な操作は違法になるので、ガチャの場合も「賭博でない」というなら、明示されない意図的な処理は法律で規制される時代がやってくるかもね。
ただ、いまのところ、この手のケースは会社側が裁判で勝っているわけで、今後の進展が気になるところ。
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