TGS2018まとめ:今年のゲームショウは「Vtuber」「海外勢」
毎年行っているゲームショウ。もちろん、今年のTGS2018にも行ってきたので、色々とレポートしていきたいと思う。
今回は、Vtuberと国外企業(特に中国系)のブースが目立ったゲームショウだったと思う。
今年のゲームショウはVtuberのイベントがかなり目立った
今年のゲームショウで一番の特徴といえば、Vtuberの存在。
公式キャスターにVtuberの「ミライアカリ」が選ばれ、各企業のブースも様々なVtuberイベントが開催されていた。
富士葵ちゃんは専用ブースありだった
歌のお上手なVtuber「富士葵」は、イベント専用ブースがあった。
「富士葵チャンネル」
グリーのブースはゲーム部プロジェクト他、Vtuber達のライブイベント
グリー(Wright Flyer Live Entertainment.)のブースも、ゲーム部プロジェクトを中心にVtuberイベント中心のブースを展開していた。
「グリーのブースでニコニコ(ドワンゴ)のバーチャルキャスト使って、イベントYoutube配信してたよ」
という、ちょっと意味わからないだろうが、そういうのをやっていた。
※ バーチャルキャストはドワンゴ系開発だが、ニコニコ専門ではないのだ
整理券がかなりの激戦となった、VR内でのゲーム部プロジェクト部員の交流イベント。
元々ファンとの距離が非常に近いゲーム部プロジェクトならでは、とも言える。
個人的にも、ゲーム部プロジェクトの動画は面白いので是非、見てほしい。
このほか、Klabなどのブースでも、VTuberイベントが開催されていた。シロちゃんの「キュィッ」を会場で生で聞くたび「ウッ(´;ω;`)…カワイイ」と、なった。
VRコンテンツの発展がVtuberを生んだ?:3Dアバターを持ち歩く感覚
今から2年前「VR元年」と呼ばれ、様々なメディアで話題になったVR。
あれから、VRコンテンツは現在、「自分の3Dアバター持ち込んでVRゲームを行う」という形で発展している。この流れの中でVTuberが出てきて、そしてVtuber用のツールも色々と出てきた。
僕だって、3Dモデルのアバターを持っているのだ!(ミーハー)
モデルは「まおー」さんのフェオドール。イケメンだろ~。
海外企業のブースについて
海外企業のパブリッシャーブースは毎年あるのだが、今回は特に中国企業が多かったように思う。
X.D network
少し話題になり、日本のメディアでも取り上げられた「ICEY」や「MUSE DUSH」といったゲームをリリースしている会社。
ミラクルニキ
流行りのアプリ「ミラクルニキ」があったり。
ドールズフロントライン
これも最近話題のアプリ「ドールズフロントライン」。
以上のように、中国開発のゲームのブースが増えたイメージがあった。
今から15年ぐらい前、韓国開発のオンラインゲームが多くTGSに出てきたのと同じように、今の時代を感じる。
考察:ゲーム会社によるゲームの展示自体は減った?
従来、東京ゲームショウは「ゲーム会社が新作ゲームを紹介する」という展示会ではあったが、ここ数年は、そういった傾向が崩れてきて「ゲーム会社が宣伝も兼ねて何かイベントする場」が主流になってきている。
ブースマップを見ると分かると思うが、ゲーム会社そのものの展示を見ると、全会場の半分ぐらいになっているのが分かると思う。
- E3など、海外市場先行の情報公開
- ネットやSNSを使った情報公開
- ゲーム配信プラットフォームによるゲーム紹介方法の多角化
- 体験版などは、アーリーアクセスやDLという形に変化した結果
これらの要素により「クリエイターが一般人に対してゲームを紹介する」需要がなくなってきたというのがあると思う。
今は重要な情報は、別途ネット経由で最速で発表し、ゲームショウではゲームショウのためのイベントを行う、こういう流れになってきたと思う。
さらに「VR・eスポーツの需要により、周辺機器デバイスの需要が高まった」ことによる各種周辺機器メーカーのブースが昔より大きく占めているのも、ゲーム展示自体が少なくなったように感じる要因かもしれない。
結果、来る人は多くなった
おそらく記事で触れられているeスポーツの他、今年はVtuberイベントもあり、来場者数は過去最高になったと思われる。
逆に言ってしまえば「ただのゲームの展示では人を呼べない」時代になってきたと思うかもしれない。
ひょっとしたら今後、ゲームショウはゲーム展示ではなく、ゲーム配信・ゲーム大会・VR空間イベントなど、ユーザーイベントが主力になっていくのかもしれない、と思った。(言うなれば、ゲームショウのニコニコ闘会議化)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません