ゲーミングPCをBTOで購入するときは、メモリと電源の容量にご注意
昨今、仮想通貨のマイニングブームも手伝ってゲーミングPCブームらしいです。ただ、ゲーミングPCの購入サイトを見てると、少し気になったことがあります。
「メモリギリギリだな」「電源、けっこうギリギリじゃないかな?」の2点。この2点はメーカー製PCでもけっこうケチってくる部分です。
ゲーミングPCに関しては大体はBTO(Build to Order)というシステムで、パーツをカスタマイズ注文ができるはずなので、もし、その2点についてカスタマイズできるのであれば、なるべく考えた方がいいかな、と思います。安さをうたうものほど、ご注意。
ちょっと今回はそのことについて述べたいと思います。
前提として、コストパフォーマンスを考慮した時、多くのゲームがそれなりの環境で遊べる水準で組まれた「ミドルスペック」レベルのデスクトップPCを想定してます。
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メモリの容量について
多くのBTOのゲーミングPCはメモリ(RAM)「8GB」を搭載しているものが多いと思います。
たしかに、ゲームの推奨は「メモリ8GB以上」が多いのですが、推奨環境は業界的に言えば「8GBあればいい」ではなく「ギリギリでも8GB欲しい」程度の意味なので、少し余裕を持った方が良さげです。つまり、16GBは欲しい、です。
特に最近のブラウザはけっこうメモリ食うので、ゲームやりながら裏ではブラウザ起動してた、みたいな状況を考慮しても、メモリの余裕は考えたいところです。
電源の容量について
こちらは電源容量500Wのものを搭載しているものが多いです。
正確な計算は非常に労力がかかるので、ざっくりした計算になりますが、個人的にはギリギリで「500W」、個人的には「600W」欲しいと思います。
電源はゲーム中の高負荷時、落ちてしまうとプレイに重大な影響を及ぼすため、なるべく余裕が欲しいです。
すごいざっとした計算ですが、個人的な計算方法で以下の通り
【ミドルスペックを想定】
CPU | 65W(ブレ幅を考えて100W)(i5を想定) | 100 |
メインメモリー | 2枚(16GB) 10W | 10 |
マザーボード | 50W | 50 |
ストレージ | SSD1枚 HDD 1枚 計50W | 50 |
ドライブ | 搭載数1 25W | 25 |
ビデオカード | 120W(Geforce GTX1060を想定) | 120 |
合計 | 355 | |
最適と思われる電源容量(電源容量70%負荷計算) | 508 | |
最低限必要な電源容量(電源容量80%負荷計算) | 444 |
容量計算について
電源容量はその規定された容量全てを出力できるわけではなく、「80 Plus」系の規格があるもので、規格のランクに応じて80%以上の出力を保証する、と具合です。
経年劣化による影響を考えると、上記の規格を考慮しても「最大70%」で計算した方が無難と思われ、最適上記の表のような計算になっております。
上記の計算の場合ですと、僕が余裕を持てるだろうと思われる電源が500W強。合理的に言えば550W。600Wが理想、というところでしょうか。
最も高寿命と言われている電源負荷は「50%」と言われているので、それを考慮すると750W欲しい、ことになります。
最後に
今使っているPCは、かなり前に組み立てたものですが、その前のPCはBTO物で、この電源ギリギリ問題にぶち当たり、ビデオカード増設の際に泣きをみたことがあります。(個人的に多くのケーブルがある電源の交換苦手です)
ゲーミングPCは安い買い物じゃないので、よくよく考えたご購入を!
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この組み合わせだと、ミドルスペックといえども平気で10万円以上いきそうですね。
世の中では「ボーナス」というものが存在するらしいですが、僕は、こういう業態で働いているので、ほとんど「ボーナス」というものをもらったことがありません。年収も一般以下です。羨ましい。
僕もお金を稼いだら、新しいゲーミングPCを、組み立てるんだ……(ゲームする時間が取れませんが)
【追記】
話題になってましたね。
まぁ、ゲーミングPCですらケチられる部分ですから……
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