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Geforce GTX 1060レビュー:ベンチマークテスト、VRレディにグラボ交換だけでなるか?

2021-11-05ゲーミングPC・デバイス・ガジェットグラボ,自作PC

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前回の記事で「グラボ交換によるPC環境のVR対応」を画策した。(VR機器は持ってません)

【過去記事】

GeforceとRadeonで悩むVR用グラボ選択 – ゲーマー逃避行ブログ

結局、同人でゲーム作っている知人からも「グラボならGeforce一択でしょ!」と言われたので、Palit製の「Geforce GTX 1060の6GB」を購入した。

「PCI Express 3.0」対応のグラボであるが、僕のマザーは古いため、「2.0」までしか対応していない。

それでも、僕の予想では「グラボ交換だけでVRレディにできる」という謎の自身があったので、テストしてみることにした。

なお、以下が僕のPC環境である。

  • CPU:FX-8350(実質4コア8スレッド)
  • MEM:PC3-10600 16GB(4*4 デュアルチャンネル)
  • グラボ:GeforceGTX660の2GB → GTX1060の6GB(交換)
  • OS:Windows10 64bit

変更は、グラボのみだ。

 

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ゲーム用ベンチマークテストで比較する

ある程度、古いゲームや軽いゲームはGTX660で普通に動作してしまうため、高負荷の下記の、最近のゲームのベンチマークテストで比較することにした。

  • ファイナルファンタジーXVベンチマーク(DirectX 11)
  • 3DMark「Time Spy」(DirectX 12)

そして結果は下記の通りだった。

FF15ベンチマークテストの結果

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HDDにインストールして、設定は「高品質」「1920*1080」「フルスクリーン」で計測。

  GTX660 GTX1060
スコア 1306 4059
評価 動作困難 普通

このスコアの上がり具合を見よ!

つまり今まで、できなかったゲームができるようになるレベル、ということ!

古いPCI-exの環境のスコア差:気になるレベルではない

ゲームメディア「4Gamer.net」では、様々なGPUを使ってこのベンチマークテストを行っているので、その中から「GTX 1060 6GB」のスコアを見てみたいと思う。

狙いは「自分の古い環境がどのぐらい影響しているのか参考にしたいため」だ。

気になる点として、特に上述している「PCI Express」の古さ、そしてメモリが「DDR3」であるということ、CPUの世代も2012年発売ものと、だいぶ古い。

割と最新の環境でレビューしているメディアと比較して、影響度を見る。

PC版「FINAL FANTASY XV」公式ベンチマーク実行速報。美しいグラフィックスと異常なほどの高負荷に注目!? – 4Gamer.net

この記事によると、「GTX 1060 6GB」で「スコア:4598」。ゲーム的には「ぎりぎりで『やや快適』」。

やや10%程の差なので、そこまで大きく影響している、という形ではないだろう。

やはり、現代ゲームは「CPUよりグラボ単体の性能に大きく影響する」という結論だろう。

DirectX 12のベンチマークテスト:3DMark「Time Spy」

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こちらのベンチマークテストもHDDにインストールして実施してみた。結果は下記の通り。

グラフィックテスト GTX660 GTX1060
テスト1 (FPS) 8.05 24.88
テスト2 (FPS) 6.99 21.03
総合スコア 1277 3736

GTX660では「ガックガク」でどうしようもなかったものが、ある程度スムーズに動いてくれる。

ただ、見ている側としては、カクつきまくってガックガク→スムーズというのは、まるで世界が変わった感じだった。

VRレディの確認テスト「Steam VR Performance Test」

VRに適しているかどうかを確認できるベンチマークテストが「Steam VR Performance Test」。

もともとの目的が「なるべく安価に、グラボだけ交換することでVRに適した『VRレディ』にする。」だったので、このテストも行った。

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ゲームプラットフォーム「steam」からインストールできるが、分類が「ゲーム」ではなく「ツール」になることに注意。

その結果。

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レディだわ。(下のTwitter画像は関係ありません)

グラボ買うときの注意点、選ぶポイント

グラボを買う時のポイントは下記の通り

  • モニター出力のポートは大丈夫?
  • 電源足りてる?
  • カードの長さ大丈夫?

モニター出力

モニター出力のポート「HDMI」「DVI」「DisplayPort」、とくにデュアルモニターしてる人で両方とも「DVI」しかないけどグラボは「DVI」が1個しかなかった、とかはありえるので、注意。

電源容量

電源についてもグラボはCPU以上に電気を食う。電源の容量が足りるかどうかは、要確認する必要がある。

特にこの電源はゲーミングPCとてケチる部分なので、要注意。

グラボのカードの長さ

取り付ける際にグラボのカードの長さ、大きさも重要。同じチップでも、メーカーによってカードの大きさは千差万別という点でも選択するポイントになりうる。

なお、僕が買った「GTX 1060」の長さは252mm。想像を超えてかなり長く、かなり苦戦して取り付けた。

特に小さいケースを使っている人は、買ったはいいものの他の部品(特にケーブル類)に邪魔されて物理的に取り付けられなかった、ということがないよう、予めどのぐらいのグラボなら入るかどうか把握した方がいいと思う。

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最後に:ゲーム、VRはグラボが命

このテスト結果からも分かるように、ゲームやVRの環境というのはグラボに大きく依存していることが分かる。

自分がGTX 660を購入した時にも、その傾向はあったのだが、それが今も変わっていない、ということだろう。

【過去記事】 グラボ「Geforce GTX660」をベンチマークテスト – ゲーマー逃避行ブログ

つまり、ゲーミングPCを購入する場合、ゲームやVRを考えるならば「グラボを主軸に考える」ことが一番で、ぶっちゃけグラボ変えるだけでなんとかなる場合すらある。

VRを考えているならば、「Geforce GTX 1060」が最低限、という考えは、正しいかった。

次はVR機器だけど、それはゆっくり考えて選択していきたいと思った。

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