Phenom II x4 910e をベンチマークテスト
今までCPUはAthlon II ×2 240を使ってたのですが、
この前、記事にも書いたように、グラボをGTS450を交換したのを機に
CPUもちょっとグレードアップしようと、
Phenom II ×4 910e を購入してきました。
クロック数はAthlon II ×2 240 が2.8GHzで、
Phenom II ×4 910e が2.6GHzと若干低く、
マルチコア非対応ゲームでは微妙だったので
オーバークロックも試してみました。
==== ■ オーバークロック検証
【使用するマザーボードについて】
使用しているマザーボードはFOXCONN「A7GM-S」
AM2+世代の激安マザーで、
オーバークロックには向いていないと言われている物です。
(※ Phenom II ×4 910e はAM3対応)
【オーバークロック検証】
検証の結果、Phenom II ×4 910e (FSB200×13)は
250Mhzの時(×12) … BIOSが動かない(CMOSクリアしました)
240Mhzの時(×12.5)… OSが起動した瞬間ブルースクリーン
230Mhzの時(×13)… 安定。
となり、2990Mhzでの運用となりました。
Phenom II ×4 910e は C3ステッピングで
本来オーバークロック耐性が高いはずです。
定格電圧での3Ghz越えの話を聞いたことがありますが、
どうやら、僕のはマザーボードの方が限界のようです。
【VcoreやHT link】
CPUの定格電圧は1.15Vのはずですが、
Vcore 1.2Vで認識し、これ以上、下げることができませんでした。
HT Linkは1840と2070で両方とも動き、
検証したのですがスコアに大差がなかったので、
安全性を考慮し定格内の1840MHzで運用することにしました。
■ ベンチマークテスト
と、いうことでベンチの結果です。
【使用ソフト】
・3DMark06
・ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク(Low)
・MHFベンチマークソフト (第2弾)
※ MHFベンチマークソフトだけ、マルチコア非対応となっております。
【スコア表】 | Athlon II ×2 240 | Phenom II ×4 910e OC |
---|---|---|
(クロック数) | (2.8GHz) | (2.99GHz) |
3DMark06 | 11585 | 14917 |
FF14ベンチ | 2580 | 3565 |
MHFベンチ | 6899 | 7460 |
マルチコアに対応するベンチでは約30%のスコア上昇が見られ、
非対応のベンチではクロック分5%強の上昇となりました。
ちなみに 3DMark06 の910eの推定スコアが12800だったので、
大体オーバークロックした分だけ上昇していることも伺え、
オーバークロックが成功したと言えるでしょう。
温度はアイドル時31度、負荷時でも45度程度となり、
かなりの低発熱となっております。
こうして僕のPCは2年前のミドルマシンから、
予算は電源も含めて3万円未満ぐらいで
現代のミドルマシンへとなりました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません