VTuber考察:キズナアイ・桜樹みりあの声変更はライバー苦言の答えだと思う
こんにちわ、VTuber評論家のだいじんです。
ここ最近、また界隈が騒がしい。VTuberの「声」に関するニュースが今月は特に多かった。
僕は、これを4月上旬に起きたゲーム部の身バレ炎上の事件から始まる流れだと思っている。
少しその後の経緯を、メディアの説を時系列に紹介しつつ、タイトルの本題に入りたいと思う
経緯:Vtuberの声・人格について論の流れ
発端はゲーム部の身バレ炎上だと思う。
ゲーム部の身バレ炎上の件は当ブログでもまとめてある。
これを発端として、ゲーム部の声優に対する擁護と運営に対する反発の声が大きくなってきた。
魂という言葉の限界:KAI-YOより
そんな中、色々と声優に関しての支持に疑義を持つ記事がメディアで登場するようになる。
今回のゲーム部プロジェクトの騒動についても、労働環境という問題は声優だけでなく他のクリエイター/エンジニアにとって等しく降り掛かってきます。しかし、運営という言葉は神秘性を宿す魂と対立するものとして立ち現れ、そして非難される対象としてのみ認識されます。実際には多くのクリエイター/エンジニアが制作に携わっているにも関わらず。
5月下旬:キズナアイ、人格追加の動画を投稿
以後、キズナアイが分裂、インストールという形で違う声のキズナアイが登場する動画が投稿されていくことになる。
4人目は6/30の誕生日パーティーでお披露目することになった。
PANORAも魂の交代について否定的でない言及の記事が掲載される
運営的に見ても、「バーチャルだから引退もスキャンダルもない」と言われていたVTuberが、実はそうでもなかったという事実を受けて、「魂」の交代を検討したいというケースが出てきているはず。何らかの病気や事故で「魂」がなくなってしまうかもしれない。もちろん長期アニメの声優交代や、当たり役の役者が引退するのと同様で困難が多いものの、業界全体としていつかは考えて行かなければいけない話だ。
キズナアイの人格追加についての記事。
この中で、声優交代論について、否定しない記事が出てくるようになった。
そしてゲーム部プロジェクト「桜樹みりあ」声変更について
今、ゲーム部プロジェクト「桜樹みりあ」の声が変わったのではないかと、議論になっている。
残念ながら公式発表がないため、本当に変わったのか、一時的なのか今後もなのかは不明。
ただし、6月の上旬に中の人と思われるアカウントがまた文句言ってプチ炎上(ツイ消し)したので、疑惑が疑惑を呼ぶ形になっている。
割と本題:ファンがVTuber全体に対しての苦言「今のVtuberは配信者にアバターつけてるだけ」の答えだと思う
「今のVtuberは配信者にアバターつけてるだけ」
去年の後半ぐらいから言われてきたような感じがする。
まぁ、誰が最初に言ったかは知らないが、今でもTwitterとかで検索をかけると、こういった言説が(苦言や、普通の評関係なく)出てくる。
少なくとも「今のVtuberは配信者にアバター付けてるだけ、それがよい」という感じでは、僕は見たことがない。
それではVTuberという形でしか、できない企画とは何か。
今回にみられる「キズナアイの増殖」しかり、「桜樹みりあの声変更」である。
中の人の変更・追加は、トーク力やキャラクター性、個性がモノを言うライブ配信には、向かない。
(ただし動画勢でも、中の人のスキルがモロに出てくる「歌系」等にも向かない。)
つまり、何かの企画・計画の際、上記の経緯の他、こういう声が重なり決断がしやすくなった、ということも推測できる。
「今のVtuberは配信者にアバターつけてるだけ」論の動画勢からの答えだと思う。
個人的にはどちらでも良い
ちなみに僕は、そもそもVtuber引退時にアバター・版権もろとも消える事自体に疑念があり、作品続行のために声を変更するのは受け入れられる派である。
ただし、「Vtuberは配信者にアバターつけてるだけ」という状況にも不満はない。個性で売りたい人もいるだろうに。
最後に
キズナアイちゃんの方は、4人目は中国向けというので、おそらく中国での独自活動が予想される。
例えば日本の動画を向こうで吹き替えしたり、中国の動画を日本にアイちゃんの吹き替えで逆輸入もできる。
2人目と3人目の意味はなんだろうか、今後明らかになっていくだろうが、一つの活動の発展形ではあると思う。
ゲーム部みりあちゃんの声変更は、作品継続のための決断なら仕方ないと思うが、であるなら公式発表すべきではないか。
「全員変わるんじゃないの?」という意見が出てくるのも当然。
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