ダイジン君は悪くない!すずめの戸締まりを観てきたのでダイジン考察
新海誠監督の映画「すずめの戸締り」を観てきた。
何やらダイジンというキャラが出るとのことでやたら気になったのだ。
……思えば、前作「天気の子」でも同じ理由だった。前作は僕が住んでる場所が重要な舞台として登場するのだ。
【前作の時の考察レビュー】
ということで、今回は作中色々とひっかきまわすダイジン君の擁護を中心にこの作品を述べていきたいと思う。
私だいじんは、ダイジン君を擁護する:ダイジン君は悪くない!!むしろ敬い奉るべきっ
よくよく思い出していただきたい、ダイジンに問いかけた鈴芽の言葉を。
「うちの子になる?」
信じちゃったんだろうね、この言葉。
以後、作中ではダイジン君、積極的に人間と関わってるんで嬉しかったんだろうと思われる。
ダイジン君は純粋に言葉を信じただけであり、その通りの結果の行動しかとっていない。(誰かが犠牲になろうが、)
むしろ最後、その使命を全うしたダイジン君を哀れみ敬い奉るべきっ!
そしてサダイジン君である。
サダイジン考察:環さんとの口論とダイジンの威嚇
格としては古代日本において「左大臣」>「右大臣」>「内大臣」と実務をこなすダイジン系では最上位。
サダイジンもまた、ダイジンより品格が上であることと推測される。
登場時、ダイジンに威嚇される。おそらくこういう事かと思う。
- サダイジン:
人の言う「うちの子」の意味の受け取り、想いの重さは直接交わせば人同士ですら、すれ違う。例えばこんな風に…… - ダイジン:
おい、もう分かったから今すぐやめろ、クソ野郎
恐らくダイジンくん改心の場面は劇中でいえば、ここの場面でしかない。そしてダイジンくん、おそらく格上だろうサダイジンに威嚇をているのを見ると、やっぱり鈴芽が好きなんだなぁっと分かる場面でもある。
好奇心旺盛でヤンチャなダイジンと違って、あくまで使命を粛々と全うするサダイジンはエリート。(人の心が傷つくということに躊躇しないのは、まさに人外。)
ダイジン君をお祀りしてやってほしい
というわけで鈴芽ちゃんには、この物語後、ダイジン君をお祀りしてやってほしい
その他いろいろと作品雑感
言霊と神
前作「天気の子」といい、神と言霊の関係は今回も大きく描写されている。
ダイジンくんも、やせ細ったり一気に復活したり。
想いを寄せる人の認知と言葉の影響は、その者の想いとは関係なく大きく神に作用する、ということだろう。
この言霊も古来からの信仰の一つで、万葉集などでも日本を「言霊の幸ある国」と称しているものもある。
廃墟と人の想い
この作品の所々において廃集落、廃墟が登場する。
そこはかつて多くの人が生活を営み、利用してきたものだ。作中「かつてここで生活していた人達の想いを声に聴く」という場面がある。
たとえ利用されなくなったとしても、そうした想いは尊重されるべきなのだ、おそらく。
「心霊スポットです、うぇ~~い」と騒ぎ立てるような所ではないのだ、本来。
廃墟と地震の原因、閉じ師の役割の考察
なぜ廃墟から地震が発生するのか。これは閉じ師の呪文詠唱から、神への挨拶を怠ったためと考えられる。
故に「かしこみかしこみ、謹んでお返し申す」と神への挨拶を行い鎮めるのだと思う。
腹が減る
前作以上に、食事のシーンが入っている。なぜかかなり細かく描写されているため、正直、腹が減る(笑)
日不見の神とミミズの関係の謎
日不見はモグラである。
モグラはミミズを食べる。ここまでは分かるが、作中の日不見の神はモグラでない。
特に意味があるかは分からないが、謎のままだった。
芹沢朋也くんいいヤツすぎて死ぬ
ツイッターでもざわつかせる脇役の芹沢朋也くん。(予告にも出てこない)
「はー、見た目『だけ』チャラそうで、対面『だけ』ぶっきらぼう」でも
- (恐らく)勉強もできる
- めっちゃ友達想いで優しい
- どんな複雑な状況下でもめげずに深く踏み込まず適度な距離をとってなだめられる対人能力、基本優しい
- 陽キャ
- イケメン
という原則優しさ95%男である。ヤなヤツ感が見た目だけ!
わいの陽キャイケメンアラートにひっかかりますわ、あれ。
陽キャイケメン有罪!
最後に:新海誠監督とだいじん(daij1n)のシンクロ度がハンパない
- 前作「天気の子」は、僕が住む場所が重要な舞台の一つだった
- 今回、ダイジンというキャラが出る
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