ゲームのラグ対策:ゲーマー向けの低ping回線をプロバイダーが提供しだした
ゲーミングPCはなぜ一般的なPCよりグラボをつみ、高性能になっている。
それは単純に「処理落ち」に関するラグがゲームプレイに悪影響を及ぼす、という理由からだ。
しかしオンラインでプレイするゲームの場合、PCの性能が高くても回線がしょぼいとラグが発生する。
そしてラグの原因は回線速度ではなく、pingの遅延の場合が多い。
ping値が安定して低いプロバイダーと契約できれば良いが、基本的にプロバイダーは「回線速度ばかり宣伝表記し、ping値に関しては何の表記もない」ため選びにくいのが実情。
そんな中、プロバイダー「ぷらら」が低pingサービスを始めたのでちょっと記事を書きたいと思った。
ゲームのラグは速度ではなくサーバーとの応答「Ping」値に大きく影響する
回線速度以上に、リアルタイムで進行するゲームの場合、ネットとの応答「Ping」値に大きく影響する。
この値が早ければ早いほど、実際操作とオンライン上のキャラのラグが解消されていくという形だ。
要求する回線速度以下になればもちろんラグも発生するが、ゲームで必要なデータの大きさは128kbpsぐらい確保できれば良いものが多いので、回線速度自体に影響しないことが多い。
ping値
パケット送受信の応答速度を示す値。タイムラグ。
ping値が低下する要因
どんな時にping値が低下するのか。影響するものを列挙してみた。
無線は有線よりpingが安定しない
有線が物理的な理由があって、ping値が低く安定もしやすい。
ラグを気にするなら無線はアウトだ。
応答する相手の距離が遠い
物理距離は応答の速度に大きく影響する。
同国内では北海道と九州で行うと、最速でも片道10ms、応答まで20ms以上かかる計算になる。
相手が外国のサーバーだと3桁msぐらいの応答になる。
プロバイダ(実際のping値)にもよる
実は僕はゲームやるようにOCNとは別にもう一つローカルのプロバイダを持っている。
同じ回線でもVDSLでもプロバイダが違うだけでこれだけping(応答速度)が違う。
上がメインのプロバイダ、下がサブのプロバイダ。
多分、メインのプロバイダを使用したら僕もこの時間はちょっとだけラグい人になってた。
(東京サーバー宛pingです) pic.twitter.com/fAzwllVjcj— だいじん@daij1n (@daij1n) April 11, 2021
同時刻で回線を切り替えてpingを計測した場合。(時間によっても変化するため)
特に資料らしきものはないが、僕はおそらく、NTTはフレッツ光網にアクセスできる単位を、帯域の使用率ではなく人数そのもので行っているのでは?と個人的に思っている。
故に大手のプロバイダより地方ローカルのようにそもそもユーザー数が極端に少ない場合、そちらは低pingになると見込んで2回戦目を用意してみた。
同じNTTの回線を使っているが、プロバイダが違うだけでここまでping値は違う。
【なお、ping計測に利用したサービス】
プロバイダー「ぷらら」が回線の低pingサービスを始めた
そんな中、プロバイダのぷららが回線の低pingサービスを始めた。
どう考えてもFPSや格ゲーのようなゲームをやる人には向かないサービスではあるが、回線速度は高いはずなのに、やたらpingが跳ねる。めっちゃラグる。
という人は自分の時間ごとのpingを確かめた上で検討するのが良いと思う。
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