オリンピックの理念
オリンピックは仕事の関係上、ほとんど見ていないが、
ニュース記事を見ていたら気になる記事があった。
ソチ五輪に挑む日本人選手にエールが送られる中、結果を残せなかった選手への厳しい意見も目立つようになってきた。多くは選手の「国費」に着目したもので、「メダルを取れない選手は税金泥棒」といった批判まで出ている。
そもそも8位までは「入賞」なので、
「メダルをとれていない=賞をとっていない」
わけではないので、これらの論争はそもそも的を得ていないが、
さらにそもそも論ととしてオリンピックの理念、
オリンピズムとは下記のようなものである。
1. オリンピズムは人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは、努力のうちに見出される喜び、よい手本となる教育的価値、社会的責任、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造である。
2. オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。4. スポーツを行うことは人権の一つである。すべての個人はいかなる種類の差別もなく、オリンピック精神によりスポーツを行う機会を与えられなければならず、それには、友情、連帯そしてフェアプレーの精神に基づく相互理解が求められる。
「これら理念を理解しない人たちに、オリンピックを語る資格はそもそもない。」
でこの類の論争は話が済む気がする。
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