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道徳の授業の問題のニュースは「無償の愛」の意味を履き違えている可能性

2019-02-10その他社会の考察・雑感など,社会・政治・経済

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何やらNHKクローズアップ現代+の番組の中で、道徳の授業で「お母さんの家事にもお金を払うべき」という子供の意見が「家族の愛は無償なので払わなくていい」という答えに消されてしまった、というニュースが話題だ。

“道徳”が正式な教科に 密着・先生は? 子どもは? – NHK クローズアップ現代+

一連の流れがまとめられていた。

道徳の授業で「お母さんの家事にもお金を払うべき」という子供の意見が「母の愛は無償」という教えにかき消された瞬間 #クロ現 – Togetter

この流れで個人的に違和感を感じた部分を整理していきたい。

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無償の愛の考察:無償=無料?

「無償の愛」は見返りを求めない自己犠牲的な愛のことである。

そこに「無償=無料」が本当に成り立つであろうか。

無料=「0円」であり、「0円」は価値であり「1円」などと同系列の価値との比較が可能。

もし、「無償の愛」が損得勘定の全くない、『コスト』『報酬』という価値を度外視するものであった場合、「価値という概念」がそもそも存在しないため、これら価値の比較や表現は無意味である。

一言で言えばプライスレス。

よって無償の愛の価値は「0円、1円」という価値とは別次元の価値であり、「0円、1円」のような価値で表そうとしたこの教科書自体の内容が誤りである。

気持ちの授業なのに気持ちで解決しようしない問題

無償の愛とは損得勘定ではなく、気持ちの問題である。しかし、ここにおいて、気持ちの返し方に帰結していない点が気になった。

無償の愛を受け取ったものは、与えたものに感謝しましょう。

そして、それが絶対に当然のものと、驕らないようにしましょう。

これが道徳だと思った。

ちなみに、これであれば「お金払ってあげたい」といったあの少年の「感謝」が正解になる。

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まとめ

  • 損得勘定できない事項について、損得の価値を使った講義を行おうとした事が最大の問題である。
  • 気持ちの問題は気持ちの返し方で帰結した方がいいと思う。
  • 無償の愛は当然であるという驕りは非道徳的だと思う。

今回の無償の愛を説明しかり、何らかの前提となるものを定義づけて説明していないと、今後も何かと問題がおきそうだなっと思った。

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