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裁量労働制でしか働いたことがない人の話:対象の拡大議論に寄せて

2019-02-10社会・政治・経済ブラック企業

最近、何かと裁量労働制拡大の話が話題だ。

www.itjigoku.com

ここで語られているけど、まさしく僕も、そんな感じのところで働いていたし、働いている。なんでこの業界ってこんなんばっかりなのだろうか。

  • みなし残業代込みの額面
  • 残業代は深夜を含めてもなし
  • そのくせ遅刻、早退ペナルティあり(タイムカード管理だった)

加えてボーナスなし、退職金なしだから「それ、バイトと何が違うの?」と問われると、何も言い返せないっていうね。

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アルバイトなのに裁量労働制の思い出

アルバイトだった時も日給8000円裁量労働という謎の制度で働いていた。10年前のオンラインゲーム業界も、大手でもこんなんばっかだった。(しかも、僕は社員応募で採用されたのに、入社時突然アルバイト契約になった。)

当時は、そんなに業界の求人もなかったし、僕の意識も高かったから、それでも色々掛け持ってめっちゃ働いた。結局、一人暮らしだっため貧困状態になり、報われなかったんだけど。

 

安全な裁量労働制の運用について考える

僕は裁量労働制をその趣旨の通り、ちゃんと運用するつもりなら、別に拡大してもよいと思う。

「自由な働き方」だの、「生産性を引き上げる」だの、効果のないどうでもいい美辞麗句はどうでもいいので、それなら、ちゃんと安全に運用できるルールを厳格に導入すべきと考える。

それは、主に下記の通り。

解決策1:事実上、出勤時間をコントロールされる事例を違法化

例:強制出席の「朝礼」の設定など

裁量労働制で自由な働き方をうたうなら、対象者にはタイムカードの廃止だけでなく、事実上の出勤時間を強制される朝礼の設定を違法と明記にするべき。

解決策2:遅刻・早退ペナルティの違法化

タイムカードの概念がない裁量労働制では、このペナルティの違法を厳格化してほしい。

解決策3:社間インターバル規制の導入

退社と出社時間に、最低10時間のインターバル導入を義務付けてほしい。(休息8時間+移動時間その他の2時間)

番外編:労働裁判に裁判員制度を導入すべき

裁量労働制にまったく関係ないので番外編。

もともと、判決に庶民感覚を取り入れる目的の制度なのに、労働裁判は裁判員制度の導入の例外になっている。

…なんでやねん!

「自由な働かせ方をするべき」なら「趣旨に背かず安全な運用をするよう、法整備するべき」だろうに。

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最後に:番外編その2

裁量労働制にまったく関係ないので番外編

社会保険・雇用保険を払わない雇用者は、人の将来の財産を奪ってるわけだし、そもそも求人詐欺なので執行猶予なしで懲役刑にしてほしい。そして、片っ端から取り締まってほしいわ。

今、これをハナっから守らないやつがいても罰金30万円程度よ。

ブラック企業に勤めながら朝早く社保・ハローワークに通告するのも負担だし、難しい。

ともかく、ブラック企業の撲滅には遵法精神のない経営者をどうにかすべきだと思う。

PS:そういえば安部総理はいったいこの時、何してたの?

www.sankei.com

たぶんだけど、派遣の5年問題よろしく、運用開始後10年で問題が勃発しまくるんだろうなぁっ、という感じがする。

bonotake.hatenablog.com

ここでも、裁量労働の話が話題になっていた。「ちゃんと運用すれば」なんだけど、日本は経営者の労働犯罪の罰は軽いからね。しょうがないね。

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