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FPS「クロスファイア(crossfire)」サービス終了に寄せて

2019-11-12日記・コラム,日記・お知らせ,ゲームについて,ゲーム・ゲーマー文化考察お仕事の話,クロスファイア

仕事柄、あまり関わったタイトルの話には触れないようにしてるけれど、このタイトルは非常に思い出深いタイトルなのでちょっと述べたいと思う。僕は10年ぐらい前、ちょうどパンデミックモード実装後ぐらいから、少しこのゲームの運営の仕事に携わっていた。

10年という比較的長くサービスされてきた基本プレイ無料のオンラインFPS「クロスファイア(crossfire)」が、サービス終了する、とのこと。

cf.playgra.com

そういえば、僕もクロスファイアは2.0になってから、全然手をつけていないなぁっと、思った。まぁ、あまりゲームする時間を大きく取れてもいないわけだけども。

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クロスファイアの思い出

僕が最初、クロスファイアに触れたのは、プレイヤーとしてではなく、仕事としてだった。

僕は、2009年の夏、某会社の非正規の雇い止めに受け、再び非正規として雇い止めを受けるまで、この仕事に関わることになった。

当時、クロスファイアの状況を述べると、あまり良い方ではなく、前任者が引き継ぎせずにやめていった(おそらく私物?と思われる壊れたIE3.0もそのまま残されていた)影響か、人的にリソース的に1人未満の運営だったりした。

一応、兼任している人が2,3名いたので、計1.8名ぐらいかな。

ゲームのユーザーコミュニティではチートの話が頻繁に出ており、ユーザーから「他社のオンラインFPS「S.O.W」のサービス終了と署名運動を見て、寂しい気持ちになりました」的な、クロスファイアの未来を心配するお問い合わせが来たりもした。(なお、お問い合わせ内容の全てを明かすことはできないが、その心のこもった文章に僕は非常に感銘を受けた。今も、覚えている)

僕が二つのコンテンツの仕事をしていた中、「もし専門的にどちらかのゲームを選ぶとしたらどっちをやりたいか」という質問に対し「クロスファイア」を選択した時に「え、マジで」的な反応をもらったことがある。そんな雰囲気だった。

第一印象は意外に面白い

僕がクロスファイアに触れた第一印象は「想像以上に面白いゲーム」だった。

  • 要求スペックに対して質感がいい
  • 歩き打ちに関する弾のバラツキのバランス
  • スピード感がある展開(単純な条件での打ち合いなら芋の方が弱い?)
  • 倒したときの爽快感(効果音がいいね)
  • 面白いマップが多い

当時大人気だったライバルゲームFPS「サドンアタック」(エンジンが同じ)と差別化されていて、とても良いゲームに思えた。

お仕事編:対チート

仕事として通常のアップデートなどの定常的に発生する仕事以外に、手をつけた仕事といえば「チート対策」。何よりユーザーコミュニティの破綻を危惧していた。

無理を承知で、セキュリティ会社に頼んだりして、流行っていたと思われるツールを調べ上げ、対策するよう働きがけた。個人的にはどうしても誤BANの危険性があるため、BANについては慎重派だったけども、こちらも会社的に取り組むことになった。当時はNproアップデートが多かったと思う。

お仕事編:ユーザーコミュニティ介入

次にマーケティングの方達と組んで、ユーザーコミュニティの発展企画をやることに。

有名ユーザーのピックアップ企画(最初にYukishiro氏を選んだ)などをやったり、マーケティングチームからの提案だけど「GMクラン戦3on3」などをやったりした。

(当時の状況からクラン戦の活性化は一つのテーマだったけども、人数の関係上、できなかった。マーケからの提案でマーケ陣が入ることにより実現が可能になった。)

この時にマーケの方達をゲームプレイに取り込めるのは大きいと思って、僕からの説明はすべてゲームの「楽しみ方」に徹した。

初心者組を抱えたクラン戦の楽しみ方

当初、戦闘モードを「TDM」(初心者でも動けるという理由で)を提案されたものを「TM(爆破)」モードに変更にもした。

これは、こうしたチームイベントなら、初心者が何もできずに、ただ撃ち殺されまくるリスポンありのモードより、1ラウンドに1回以上に殺されず、ワンチャン下手でもラウンド取れるモードの方が良いと思ったから。

効果は不明ながら、以後、マーケの方々共々、次はネカフェでオフラインイベントやりたいよね、という話にもなり、他ゲームのネカフェイベントの下見などもいくようになり、FPSらしい良い感じの形になっていったと思う。

雇い止めで終了

ただ、その直前で、僕の有期契約が切れて雇い止めになり、関わることができなくなった。非常に残念なことではあったけれども。

でも実際その後、オフラインイベントが活発になったりして、個人的にはうれしい。

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自分の仕事の中では、とても素晴らしい経験だった

半年ちょっとの期間にも関わらず、個人的にはとても素晴らしい経験ができたと思う。

特にユーザーコミュニティに関してアクションを取ったりできたのは本当に良かったと思う。まずeSportsに対して見方が変わった。

当時の僕はeスポーツに対しては冷静な感じではあったが、eスポーツに関して考え直し、色々な文献やニュースも見ることになったのもこのクロスファイアの運営の仕事をするようになってから。そして、ユーザーコミュニティ発展の結果として、このブログでも度々述べてるように、eスポーツに関しては肯定的になった。

今はeSportsといえばMOBA系が主流で、新しいFPSも色々と出たので、これも時代の一つかな、とは思う。

結局、とてもメジャーなFPS、という所まではいけなかったゲームだけども、僕の中では(仕事の話だけども)最高の体験ができたゲームの一つには間違いない。

ありがとうクロスファイア。すべての関係者に感謝。

(2010年4月当時のGMクロスより)

当時のクラン戦イベントの動画、まだあったのね。(まだ「勤め先の公式チャンネル」がなかった時代なので、個人でアップされてましたね。)

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