2018年ロシアW杯:ワールドカップを振り返る
フランスが優勝して幕を降ろした2018年ロシアW杯。
奇しくも、フランスが優勝するのは20年振り、そしてクロアチアがベスト4に入るのも同じく20年振りという結果に。(98年W杯の時はクロアチアは3位だった)
昼夜が逆転しなくて済むのはいいとして、楽しみが減ってしまうのは、ちょっと残念。
2018年ロシアワールドカップを振り返って
個人的に印象に残ったものを羅列してみる。
日本が決勝トーナメント進出
いや、勝ち点1あれば上出来だろう、と思いきや奮闘により決勝トーナメント進出!
個人的には、セネガル審判団(ベルギー戦)が最高レフリーだと思いますわ。
面白いルール「VARと延長交代枠増加」
へぇぇ、そうなんだ、というルール。
特にVARと交代枠の増加については、面白いと思った。
ドイツ、まさかの敗退。メキシコが奇跡のグループ突破へ
ドイツ(FIFAランク1位)が韓国に勝利すれば、メキシコがグループリーグ敗退となる場面で、まさかの韓国が勝利。
ドイツはメキシコと韓国に無得点と、攻撃力不足が目立った大会でしたね。
(以前の大会より、FWがクローゼしかいない、とか言われてたけど)
個人的にベストゴール
ウルグアイ vs ポルトガルのカバーニの1点目。
ワンツーが規格外すぎて衝撃だった。
ただ、決勝戦の乱入者事件といい、開催国、ここで本当に大丈夫なの?的な事件も発生した。
内外に政治的に不安を抱える国でのW杯開催リスク
今回、決勝戦で乱入者騒ぎがあった。
ロシアは、内外に政治的な危険性を抱えた国であることは、特に今年になって強い。
対外リスク「スパイ暗殺未遂事件:ボイコット騒動」
今年3月にイギリス国内で、ロシアの関与が疑われているスパイへの殺人未遂事件が発生。
国内で毒ガスを使われていることを危惧し、イングランド代表がボイコットする可能性があった。
なお、5月にはウクライナでは、同じくロシアの関与が疑われているロシア人ジャーナリストの暗殺未遂事件が発生している。
内部リスク「ゲイ・レズのカミングアウト禁止法、その肯定も違法:決勝戦の乱入者騒動」
Viceメディアが好きな人ならご存知かもしれない。(昔はAbemaでもやっていた)
ゲイ・レズのカミングアウト禁止法、デモも禁止。
おそらく、今回の乱入者はこれ絡みかなぁっと思っていたけど、まぁ、当たらずも外れていない感じかと思う。
(実は乱入したこのパンクバンド、このViceの「LGBTの受難シリーズの【3】」に登場してきます。)
2022年のW杯開催国カタールの対外リスク
実は次のカタールも対外リスク満載の国である。
現在、周辺諸国の4カ国から経済封鎖を受け、中東の火種の当事者となっている。
もう変更する時間もないと思うけど、これ本当に開催国は慎重に選んでいるのか、これは今後も議論されると思う。
最後に:オリンピックを超える祭典こそ、開催国選定は慎重にすべき
カタールだけではなく、このロシアも実は「いわく付」の開催国だったりする。
開催国の招致に関して、賄賂が噂されている。
オリンピックを超える規模のスポーツの祭典なだけに、こうした汚職はやめていただきたいもの。
開催国というのは、警備云々ではなく(あのロシアの警備が突破されたのだ)そもそもテロリスクの低い国で選ぶべきかと思う。
わざわざ、テロリスクのある国で開催すべきでは、ない。
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