2018年ロシアW杯:日本フェアプレーポイントで決勝トーナメント進出!と時間稼ぎ批判について
リーグのポーランド戦は、すごい試合だった。
たぶん、誰もが「早く点とらなきゃ」と、思っていた時に日本は失点しないようにギャンブルに出た!
- 後半残り10分でセネガルが得点する確率。
- 後半残り10分で日本が同点になる確率。
- 点を取りに行ったところをポーランドがカウンターしていくる確率。
すべてを計算して、後半10分を敢えてまけたまま、時間稼ぎするカイジ以上のギャンブルに出たー!
そして、ギャンブル勝負に見事勝利する、というね。
日本が3戦目は主力温存して戦い、パス回しとは、そういう戦い方ができるようになったのは大きいと思う。
しかしポーランドも追加点を狙いにいけたにも関わらず、1点で妥協してくれたのは感謝!
日本VSポーランド戦を一緒に応援してくれてありがとうございました!
日本チームの今後の活躍を期待しています。がんばってくださいね!😃⚽️ #FIFAワールドカップ2018— ポーランド政府観光局 (@PolandTravel_jp) 2018年6月28日
時間稼ぎについてはなんやかんや言われているけども、他の強豪国もやっている「他の試合に合わせた戦術を採る」の一つ。
いくつかの手段があってそれを選択しただけ。
- 批判者は本当にフェアプレーポイントを知っているのか?
- 「全力を尽くす」はリーグ戦とトーナメント戦では違う
- 現在の批判者は2014年の時、ギリシャを批判したか?
- 海外からの批判を持ち出す批判者の反論
- 最後に決勝T楽しみだわー!
パス回ししなくてW杯出場を逃した試合:ドーハの悲劇
W杯のサッカー日本代表を語る時に毎度のように語られる「ドーハの悲劇」。
勝てば1994年の日本のW杯初出場がかかった試合。
日本はイラクに対し、2-1で勝ち越していた。
しかし後半40分以降も追加点を狙って攻め続けた日本は、カウンターを受け、ロスタイムに失点。W杯出場を逃した。
批判者は「ドーハの悲劇」を本当に知っているのか?
この時の教訓は「なぜ後半最後、勝っていたにも関わらずパス回しの時間稼ぎをせず、カウンターのリスクを取って攻め続けたのか」だ。
敗因も知らずに「悲劇」と語ってもしょうがない。知っているなら、悲劇を繰り返せ、というメッセージなのだろうか?
この動画もググればどっかでアップされているんじゃなかろうか。
勝負精神が94年W杯で止まってるなら、成長してないね、としか思えないわ。
批判者は本当にフェアプレーポイントを知っているのか?
フェアプレーポイントの矛盾を指摘する人がいるが、イエローカード数で順位が決定する方式は「得失点差も得点も当該国同士の対決も同じだった場合、抽選で決めるのではなく、なるべくプレー内容の差から順位を決定できるようにしよう」ということで「イエローカード枚数」が判断基準になった経緯がある。
それを「フェアプレーポイント」と名づけただけのもの。
「全力を尽くす」はリーグ戦とトーナメント戦では違う
トーナメント戦は1回負ければそこで終わり。
だから、ただひたすらに勝ちを狙いに行く。
甲子園が「有望な若者の未来が」みたいな言葉をそっちのけでエースを連投させ酷使するのも、これが理由。負ければそこで終わりの勝負哲学がある。
リーグ戦は、負けてもそこで終わりじゃない分、違う哲学がある。
勝てない試合の場合、負け方が重要になってくる、というもの。
勝てなくても次に繋がる悪くない負け方。悪くても最悪でない負け方を選択する必要がある、という点。
スポーツのフェアプレー要素の一つ「全力を尽くす」はリーグ戦とトーナメント戦では違う意味になる。
ポーランド戦の後半
ハイライト見ても、後半の試合は追加点を狙いに行ってポーランドのカウンターを受けまくっている。
日本 vs ポーランド|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
※ この記事の趣旨と関係ないが、こうしてみると槙野のオウンゴール未遂、これ、槙野が取らなかったらレヴァンドフスキに渡っているから、槙野も選択肢がそれしかなかった、が正しいことが分かる!
ビデオゲームの大会とも違う
つまり、何が言いたいかというと、ゲームのFIFAやウイイレとは現状は違うんだわ!
これだね。
(※ ゲームの場合、1対1での大会ではボール回しは、相手に対する不敬行為と見なされる場合がある。それと、後ろからの露骨なスライディングは特に嫌われる雰囲気がある。)
現在の批判者は2014年の時、ギリシャを批判したか?
2014年のブラジルW杯の日本vsギリシャ戦。
ギリシャは退場者を出して10名となったため、勝利を諦め、攻めずに徹底守備に回ることに。
おかげで日本のボールポゼッションが70%(笑)
「1点を取りに行き、勝利をつかみに行くことこそ、真の美学」と批判している人たちは、ギリシャのこうした行動を当時、批判しただろうか?
いや、してないし、そんな論調は見られなかった。
むしろ10人になったギリシャを崩せなかった日本代表側を批判した。
それはつまり、そういうことなんですよ。
「日本代表だけは何が何でも批判し非難したい!!!」
海外からの批判を持ち出す批判者の反論
こうなる盛んに国内メディアが、海外メディアを使って紹介する。ぶっちゃけ、お前らメディアなんだから自分の論説で批判しろよ、とかは思うが、そもそも批判している主なメディアの国を見ていると、こうも言いたくなる。
まぁ、リーグ戦はどうしても調整試合が発生する関係上、個人的にはそういうのが嫌ならリーグ戦は見ないで負けたら終わりの決勝トーナメントだけ見ればいいんじゃないの?と思うわ。
それでも守備固めのパス回しがあるけれど。
英BBCが~
お前さんとこの代表は3戦目のイングランドvsベルギーで前半からブーイングされてましたね。1位を狙いにいかず、鮮やかな2位突破おめでとう!
(1位になると、フランス、ウルグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル、とボスラッシュ状態の山に入る)
フランスのメディアが~
お前さんのとこの代表は90分間の無気力試合。おめでとう、大会初0-0!
韓国のメディアが~
お前さんのとこの代表のファール数を数えたまえ!
最後に決勝T楽しみだわー!
決勝トーナメント出場国とFIFAランク
国 | FIFA ランキング |
備考 |
ブラジル | 2 | |
ベルギー | 3 | |
ポルトガル | 4 | |
アルゼンチン | 5 | |
スイス | 6 | |
フランス | 7 | |
スペイン | 10 | |
デンマーク | 12 | |
イングランド | 12 | |
ウルグアイ | 14 | |
メキシコ | 15 | |
コロンビア | 16 | |
クロアチア | 20 | |
スウェーデン | 24 | |
日本 | 61 | |
ロシア | 70 | ※ 開催国 |
FIFAランクでいえば、ここに入り込めたのは、奇跡!!!
決勝トーナメントに進めた2010W杯の時も、終了後、当時Jリーガーだった岡崎・長友が海外行きを決めた。
海外メディアにも注目される決勝トーナメントに行く事は、今後の日本の未来にもかなりプラスになる!
と、いうことで決勝トーナメント、がんばれー!!
下記でも書いているけど、本当に最近のネット配信には感謝。
ほとんどこれで見てる。ハイライトも見られるのはすばらしい。
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