メイドインアビス考察:アビスの謎などメモをまとめた
更新:ソスはやはり丁寧型だった!!昔のファプタ……レグ……良い……なれはてのみんなも含めてなんとか全員が救われる道はないのか(最新話より)
大ハマりしている漫画・アニメ「メイドインアビス。」
作品内でいまだ回収されていない「謎」が最初の方から描写されており、今後を読み解いておく上でも覚えておきたいポイントを箇条書きにまとめた。

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- 1. メイドインアビス気になる点・考察メモまとめ
- 2. アビスの異変:各層の生物の上昇についての考察
- 3. ライザの安否に関する情報について考察:メイドインアビスの謎
- 4. リコはボンドルドの遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」を破壊したか?
- 5. 悠遠の文字「ビヨンドグリフ」について考察:「ソス」は丁寧語
- 6. ファプタはイルミューイの子
- 7. 成れ果ての村の「呼び込み」の風習は経済循環の理にかなっている
- 8. なれはての6層の上昇負荷:メイドインアビス「47話」ヴェコの回想より
- 9. 最後に:ナナチはかわいいですね
- 10. メイドインアビスを今から読むなら5巻までマンガルーで無料、その先は購入
- 11. アニメ「メイドインアビス」はAmazonプライムビデオで配信
メイドインアビス気になる点・考察メモまとめ
特に序盤から謎が多い冒険物語なので一応、自分でも忘れないようにポイントをまとめてみた。
今後の物語に役に立てれば、と思う。
アビスの異変:各層の生物の上昇についての考察
各層に住む生物の一部がその場所を跨いで、より上層で生息するようになっている。
3層の生物「ベニクチナワ」が1層に上昇(メイドインアビス1巻より)
6層のクオンガタリが4層に(メイドインアビス4巻より)
物語の冒頭部分からではあるが、4層でも同じ現象が発生しているので、アビスの全体の異変に関して何らかの関連性がありそうだ。
これは、アビス全域にわたり、生物がその生活区域を上層部に広げている。
ライザの安否に関する情報について考察:メイドインアビスの謎
ライザについては生死不明ながらも、弔った描写がある。
一応、亡くなったこと前提に考察する。
オーゼンは「遺体はなかった」と言っていたがレグが何らかの理由で火葬砲「インシネレーター」を使って葬った可能性もある。
死因は4層に上がってきた「クオンガタリ」じゃなかろうか。(ライザが「トコシエコウ」を好み、クオンガタリはこれに擬態し、生物を襲うため)
クオンガタリの上層の情報をもたらしたのはレグ?
折手(アンバランス)の発言によると、地上60日以上前にクオンガタリの情報が伝わり、該当区域が禁域に指定されている。
時系列的にレグがちょうど孤児院入りした日も60日以上前である。
(生存訓練も入れると+14日と、アビスで過ごした+α日あるが、「以上」という範囲内とする)
そう考えると道中、「レグ」→「オーゼン」と情報を回した可能性が高い。
後述するが、オーゼンはレグのことを知っているような言動があり、ここで出会った可能性が高い。
「6層の生物が4層にいる」という誰も確認できない情報で協会が動いているのは、これは「白笛からの情報はすべて真実とする」というルール(1巻より)だからかと思う。
ともすれば、上記のライザの死因の考察もあり、ライザが生きている可能性はないのではないか。
これらの謎は「レグが記憶を取り戻した時すべて解決する」ので、この先の展開が楽しみである。わくわく。
ライザはどうやって4層に上がった?生きている可能性も
ライザの封書では7層付近のことも書いてある。
おそらくそのまま7層まで行ったと予想されるが、そうなると確実に上昇負荷で死ぬわけでどうやって4層まで上がってこれたか不明。
もしかしたら、生きていて奈落の底にいるのかもしれない。とりあえず4層辺りで死んだことにしておいて的な。
「奈落で待つ」と、書いた人
オーゼンによると、ライザの字ではない、とのこと。
そうなると「奈落で待つ」の文字を書いたのは記憶を失う前のレグ本人か。
オーゼンは「レグ」に対し「奈落の至宝(オーバード)」と明言した
オーゼンは何かレグについて知っている素振りを見せたが積極的に伝えようとはしなかった。何か理由があってのことだろうか。
ただ、レグに対し「奈落の至宝(オーバード)」と名言したのは興味深い。
ちなみに、ほぼ確信をもって「奈落の至宝(オーバード)」とレグに対して呼んだのは彼女だけだ。
しかしなぜ積極的にレグの記憶喪失前のことを教えなかったのか気になる。
これもこの先、解明されるんだろう。なんにせよ、今後の展開が楽しみである。
リコはボンドルドの遺物「精神隷属機(ゾアホリック)」を破壊したか?
ボンドルド戦の決着においてリコがボンドルドの不死性を支える「精神隷属機(ゾアホリック)」を破壊しようと動いたところまでの描写はあるが、実際に破壊したかどうかは不明となっている。
僕は、根拠はないけど、破壊しなかったんじゃないかと思う。
(ボンドルドも先行くリコ達を祝福するように見送っている)
最後の最後で、思い直した可能性が高い。
悠遠の文字「ビヨンドグリフ」について考察:「ソス」は丁寧語
考察ではないが、ビヨンドグリフについて「44話」で食堂のおばちゃんが教えてくれたものを見ると、どうやらファプタ達が「ソス」と言っている言葉は、丁寧な言葉の可能性がある。
- ゴブチャッキュウ ジンシーツファッフ(君はロボとふわふわを知っているか?)
- ラホッチュソス ジンシーツファッフ(ロボおよびふわふわを求めています)
ジンシーツファッフが「ロボとふわふわ」だとすると、文法は英語と同じSVO型で主語は省略できるタイプと見た。
赤字部分の違いが、丁寧な言葉かそうでないかを分ける部分だと思う。
ともすれば、ファプタがレグに対して「○○そす」とよく使っていることも考えると……
その後の話で、どうやら古の言葉らしい?描写が気になる。
やはり、アビスの中の時間の経過は地上とは違う模様だ。
ファプタはイルミューイの子
ファプタはレグを知っているから、記憶の失う前のレグと交流していた。
封印されていたヴェコとも交流?があるようで、ヴェコの回想では「わたしの」「かわいい」「踏みにじられた」イルミューイと表現されている。
→ 51話でイルミューイの子と判明!イルミューイの思いを受け継いでいる。
過去に何があったかは不明にせよ、なんにせよ、なれはての村の人たちもいい人ばかりみたいなので、なれはて達はみんな救われてほしいそす。
なにせ、ナナチを含めて、なれはて達があまり救われない内容なので。
成れ果ての村の「呼び込み」の風習は経済循環の理にかなっている
公式サイトの最新話より
成れ果ての村では「呼び込み」という外部の生物をお招きして狩る習慣があるという。もちろんアビスの生物は暴れん坊なので、多くの犠牲が発生する。なぜ犠牲を覚悟で呼び込みなんてするのかを考えてみた。
原因は蓄財が元に発生する取引の循環におけるデフレスパイラル
本来、取引だけの経済循環だと、「デフレスパイラル」が発生し、究極的には、全体の価値を落としてしまう結果になる。
市場を巡る通貨(もしくはそれに準ずる物)は蓄財が可能なため、市場を巡る価値はそれぞれが蓄財をマイナスした分だけが回り続ける。
回り続ければ回り続けるほど、価値の総量が減退していくので、これを市場外から穴埋めする必要が出てくる。
僕らが住む世界の場合、この穴埋めの役割を「中央銀行」が担っている。この穴埋め分をどれぐらいするのか、現在の「量的緩和」というのは、この穴埋め分の量をとことん緩和することを言うのだ!
さて、中央銀行が存在しないこの成れ果て村の場合はどうすればいいのか。
おそらくそこで一定の間隔で、外部から生き物を呼び込んで狩って穴埋めを実施する、という方法が採られているんだろうと考察した。
たとえ犠牲者、被害者が出ても、ネバネバが清算するので、村の価値自体は守られるという(たとえ犠牲者が生き返らなくても、別物の価値として清算されればOK理論)
なれはての6層の上昇負荷:メイドインアビス「47話」ヴェコの回想より
6層の負荷は「人間性の喪失」もしくは「死」。
5層の時、ナナチは上昇負荷を受けているので、なれはてといえど、上昇負荷を受けることが描写されている。
しかし、47話のヴェコの回想において、なれはては祭壇から上昇しても、なれはてのままになっている。(生きているかどうかは分からない)
一度人間性を失った「なれはて」は、6層の上昇負荷を受けない、もしくは、負荷はランダムの確率での「死」だけになるのだろうか?
最後に:ナナチはかわいいですね
ああぁぁ、ナナチー!
もふもふ、ふわふわ、いいにおい!
ぎゅーっして、すりすりしてクンカクンカしたい!!
抗い難いからね、しょうがないねスーハースーハースーハーー!!!
喫ナナチは最後だなぁ~~~!!!!
…
……
現場からは以上です。
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ディスカッション
コメント一覧
初めまして。
たまたま拝読しましたが、以下の部分に少し引っ掛かりました。
<本来、取引だけの経済循環だと、「デフレスパイラル」が発生し、(中略)現在の「量的緩和」というのは、この穴埋め分の量をとことん緩和することを言うのだ!>
ここはちょっと違うのではと。(経済学の本等にはそう書いてあるのかもしれませんが)
経済循環というのは「お金は循環」しますが「価値(モノやサービス)は消費され消える」ので循環はしませんね。消費しなければ価値を手に入れた意味はありませんから(食事を買っても食べない、DVDを買っても視聴しない等)。取引だけの(価値を消費しない)経済循環はあり得ないと思います。消費された価値を生産する行為が「労働」となります。
モノを作る農家であれ、ホワイトカラーであれ、働けば人は何かの価値を生産します。その生産(量×質)が消費を下回ると「価値の総量が減少」してデフレとなり、上回ればインフレとなります。
お金は価値自体ではなく、価値を交換するための代替物です。お金で交換したい「価値」自体が消費されて無くなったら、お金は紙屑になります(米が消費し尽くされたら、新しく生産されないと大金を積んでも手に入りません)。減った価値を補填するのは中央銀行ではなく、働く人々の労働ですね。
お金と「価値」が混同されていることが、失われた30年の間有効な対策を経済学者たちが提言できなかった原因の一つではと感じています。
長文失礼しました。
こんにちは。長文ありがとうございます。
これ「確かに!!」
便宜上、お金の循環の縮小を「デフレ状態」と表現してましたが、実際の市場参加者達の増減については抜けてましたね。
この辺り、いい感じの表現でいつか修正します。
折手(アンバランス)=>祈手(アンブラハンズ) わざとでしょうか?