クッキークリッカーをプレイ_その5:攻略を続ける内に思う「クッキークリッカー(CookieClicker)とは何だったのか」
数年前、一瞬だけ爆発的ヒットし、その後も多くのゲーム業界に影響を与えた(エイプリルフールネタのミニゲームみたいな)クッキークリッカー(cookieclicker)
今更ながら改めてプレイし、ついに当初の目標5000兆クッキー突破するどころか、秒速5000兆以上のクッキーを稼げるまでに。
いったい、このゲームとは、なんだったのか。振り返ってみた。
これぞ放置ゲー、クッキーでインフレさせるのは楽しい
次のステップに向かってインフレする楽しさは、RPGなどで、レベルアップして強くなった時の快感と同じ。目が覚めるまで、楽しい!そんなゲーム。
最初、何も作られないところから始まり、施設を購入していく毎に爆発的に生産数が伸びるクッキー。見ていても楽しく、次々と施設を購入してしまう。
やがて、施設購入にかかる費用が、クッキー生産量の伸びを上回ってしまうため、効率的な生産が求められるようになります。たぶん、最初にゲームをやめる人は、これが理由だろうと思われます。
やがてゲームは我慢しながら生産数を伸ばしていく方向へ
そしてゲームは、ある程度クッキーを貯蔵しながらクッキー生産数(CPS)を伸ばしていく、というのには非常にストレスのかかるプレイになり、爆速でクッキーを生産できる手段を使いながらのプレイに変貌。
- ゴールデンクッキーが得られるボーナスを期待しながら、
- 穏やかな心を持ちつつ激しい怒りによって目覚めた戦士のお婆さんを活用しながら、
- 転生による、さらなるアップグレードをしながら、
放置と手動を繰り返し、さらなるCPS(秒速クッキー生産数)を果てなく求められる仕様になっているのです。
僕も1度目のプレイとは違い、転生後は1000HCを稼ぎ出しているので、次に転生すれば10倍以上のクッキーを生産できるでしょう。
後は、このサイクルを回していくだけとなります。つまり、ひたすらインフレする数値を見ながら、忍耐と転生を繰り返し、更なる高みを目指していく、そんなゲームです。
そう、それはまさしく、RPGでいえば、終わりのないレベルアップ。
■ ふと、目が覚めたら、多分そこで終了
しかし、ふと我に返って考えるのです。でも、これだけ頑張っても、結局はたどり着く先クッキー生産数。いくら生産数を上げても、またさらなるクッキーを求められ、それに食らいついていく。永遠に、果てなく。
生産を行う度、激しく消耗し、再び生産を行う。
そこで
「なんで、ぼくは、こんなにがんばっているんだろう。
その価値が、ここにはあるんだろうか?」
という哲学的疑問にたどり着いたとき、多分、このゲームは終了なんだろうな、と思います。
つまり、です。このゲームは、
「人の生きる世界の、縮図だったんだよ!」
【URL集】
Cookie Clicker(ゲーム本家)
http://orteil.dashnet.org/cookieclicker/
日本版Wiki
【過去記事】
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コメント一覧
クッキークリッカー一年やり続けてるからすごくわかりますw
コメントありがとうございますっ!
歴1年!すごい……。もうスーパーインフレクッキーが生活の一部ですねっ