ウマ娘のアニメもオススメ:ストーリー演出や考察など
最近のゲームはもっぱらウマ娘プリティーダービーをしている。
アニメの方もネット配信版を1期2期うまよんと見ているのでこちらで紹介していきたいと思う。
僕もウマ娘ってなんでヒットの理由を聞かれたら、

と答えている。
ので今回はストーリー演出をいくつかピックアップした上でアニメ版の方を紹介していきたいと思う。
アニメ版ウマ娘:ネット配信はプライムビデオ(Amazon)とDアニメストア
ウマ娘のアニメは1期と2期はAmazonのプライムビデオで配信されており、うまよんだけDアニメストアでの配信になっている。
1期アニメ
田舎からトレセンにやってきたウマ娘「スペシャルウィーク」が「サイレンススズカ」と出会い、チームスピカに所属し、その成長を描いたストーリー。
ネタのように宣伝された初期PVとは打って変わって、98世代と言われる個性的で闘志バチバチのライバル達が織りなすアスリート魂たぎるスポ根アニメだった。
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うまよん:ミニアニメ(プライムビデオには無く、Dアニメストアで配信)
4コマギャグ風味のミニアニメ集。1期ではあまり出てこなかったウマ娘も多く登場し、ゆる~く見られる。
ネットではこのアニメだけDアニメストアの配信である。
伝説の2期アニメ
1期の最終話で走ったWDT前の間のお話を描く。チームスピカ「トウカイテイオー」の挫折・故障からの奇跡の復活劇を描くストーリー。
「ウマ娘 アニメ 号泣」と検索すると大体2期アニメがヒットする。
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アニメ2期:演出の考察など
特に何も解説がなくても話の流れが分かりやすく、さらに感動的になっているので特に気にすることはない。
しかし、細かいストーリー演出においてもかなり巧妙に仕立てられていると思ったので、その点をいくつかピックアップしてみた。
これを踏まえて改めてアニメを見ると、よりそのストーリーの良さが分かると思う。
メジロマックイーン帝王学の勝負精神
「もし負けても泣かないでくださる?」とレース前にテイオーに約束させたメジロマックイーン。(何話か忘れた)
もし、マックイーンが負けて泣くタイプだったら8話のライスシャワーはいたたまれない状態になっていただろう。
マックイーンは会場の雰囲気が異様になっても、率先して勝者を称えた。
個人的にはレース前の「菊花賞での勝利は祝福されるべきだと思います。しかし、それを理由にレースを逃げ出すのはウマ娘として間違っていますわ」がしびれる。
勝負世界に身を投じるメジロマックイーン帝王学の凄みよ。
ゲームアプリでのキングヘイローの育成シナリオでその大切さが分かる
ゲーム版でキングヘイローの育成シナリオで日本ダービーに勝つと、スペシャルウィークが泣いちゃうんですよね。
その姿を記者達に見せないため、邪見に扱って記者達を移動させる場面があるんですよっ!
勝者を気持ちよく勝たせる敗者の精神を持つマックイーンの勝負精神の凄さが分かる。
救われたライスシャワー(2期10話:伝説のツインターボ回)
ライスシャワー回と言われた8話まで。
結局、この回のライスシャワーの最後は観客からのブーイングで終わってしまう。
10話ツインターボの懸命な走りをしている時の実況をよく聞いていると「1番人気ライスシャワー」と言っている。
元となった実況を動画で聞いてみても、この部分を言っていないのでアニメオリジナルだろうと思われる。

となるが、この話の時には既にトウカイテイオー主軸の話(というか、ライスシャワーの人気どころではない!)になっており、ツインターボの渾身の激走もテイオーに向けてなので気づかない人も多いだろうと思う。
ライスシャワーをヒール演出しないための配慮
個人的に、オールカマーと引退ライブ日程を同じ日にしたのは、あのオールカマー単独メインお話にしてしまうと、ライスシャワーがヒールになってしまうのでそれを防ぐ上手いストーリー仕立てだと思うわ。
多分、でかでかと「1番人気ライスシャワー」を前面に出さずに、実況でひっそり伝えたのもこの理由だと思うね。
「ライスも出るんだよね。逃げ切れっこないよ……」byトウカイテイオー
マックイーンの天皇賞(春)の走りも「テイオーの目標になるため」という思いを胸に挑んだものだった。
そこを執念のライスに敗れている。
テイオーがツインターボに投げた厳しい言葉はこれを踏まえてのものだったと思う。
(ついでに言えば、マックイーンが逆の立場になった最終話。なかなかレースを見れなかった心境もこれが前提にあると思われる)
ことを考えるとこのセリフを発したテイオーの心境も分かるというもの。しかし、ツインターボは成し遂げた!
トウカイテイオーがツインターボ師匠から得たものはド根性?
突如としてテイオーがツインターボのことを師匠呼びするので(ツインターボ本人も)驚いたが、何かを会得したのかもしれない。
ともすれば「フォームがズタボロでも走り抜けたド根性走り」ではないかと思う。
最終回でのトウカイテイオーの顔がまさしく「ツインターボばりのド根性顔」だった。(さらには「足が重い」など、うまく走れていないことをレース中の心境で語っている)
さらに同じ状況に陥ったマックイーンに対しては哀れまず、自信ありげに「見てて、勝って見せるから」と言い切った。
おそらくあの顔は慰めでもなんでもなく、「勝算」を見出して「できる」確信があったこその顔だと思う。
ウマ娘のアニメはいいぞ~!
このように特に2期は史実を織り交ぜる以上にストーリー仕立ても演出も巧妙にできているのでオススメよっ!
ゲーム版も、もちろんいいぞ~!
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