消費者庁がステマと無料系ネットゲームに対し指針提示
無料系ネットゲームがモバイル・PCと共に定着してきましたが、そのビジネス、特に宣伝方法について消費者庁がついに動いたようです。
不当表示:基本無料は完全無料でないことを明記しなければならない
Internet watchより
『フリーミアムで「完全無料」と誤認させたら不当表示、消費者庁が指針提示』
以下、引用から
例えばフリーミアムについては、このビジネスモデルを採用する事業者が、無料で利用できるサービスであることをことさらに強調する表示を行うことで、実際には付加サービスが有料であるにもかかわらず、
付加サービスを含めて無料で利用できるとの誤認を消費者に与える場合には、景品表示法上の不当表示として問題になるとしている。-中略-
これらの問題点を受けて消費者庁では、事業者に対し、フリーミアムのビジネスモデルを採用する場合は、無料で利用できるサービスの具体的内容・範囲を正確かつ明確に表示することを求めている。
つまり、「基本無料」を押し出しながら「アイテム課金がある」「ある一定以上のレベルから課金になる」みたいなゲームの問題がこれらに当たる。
課金が必要な場面の明記がこれから義務付けられることになる。
「基本プレイ無料」の範囲について
「ある一定以上のレベルから課金になる」みたいにゲームプレイの基本進行上に課金が必要な場合は、基本プレイ無料といえない、というのが認識で大丈夫だと思う。
ステマ(ステルスマーケティング)の禁止
また、広告宣伝にも指針が提示されており、
また、口コミサイトについては、グルメサイトやブログサイトなどにおける、いわゆる“サクラ”による投稿について言及。
事業者が自ら口コミ情報を掲載あるいは第三者に依頼して掲載させ、
それが実際の商品・サービスよりも著しく優良であると消費者に誤認されるようなものである場合は、景品表示法上の不当表示として問題になるとしている。
とのこと。
いわゆる「ステルスマーケティングの禁止」です。
昔からぼちぼちネットでは問題視されておりましたが、実際に今後、どういった事例に対し、どのような判断を下していくのか気になるところです。
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