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ゲームにおいて「チート、リーク、解析」がなぜNGなのか、その理由

ゲーム・ゲーマー文化考察

元ゲーム開発者が語る「ゲームにおいて『チート、リーク、解析』がなぜいけないのか」が先日、Twitterで話題になっていた。

見てみると業界関係者が語ったにしてはひどく浅く、特にチートに関しては「公平性」に趣旨が置かれている等、一部誤解を招く形になっているので、こちらで語る。

これらには制作者の「嫌がる」「嫌がらない」といった曖昧な物ではなく、明確に「ダメ」な理由が存在する。

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チートは犯罪になりうる:公平性は関係がない

チート行為は犯罪になりえる。基本的にはプログラム改ざんによる本来の動きとは違うゲームの動きをさせることは、著作権法の同一性保護違反、且つ、不特定多数のプレイヤーがいる場において利用した場合、業務妨害の可能性がある。

なお、「ゲームバランスの著しい改ざん」もこの著作権に引っ掛かる可能性がある。(後述の事例)

という見解が正しい。「公平性は関係がない」(後述の事例)

警視庁の見解も下記の通り。

特に、オンラインゲーム上におけるチート行為は他のゲーム利用者に迷惑をかけるばかりではなく、

  • ゲーム運営会社に損害が発生したとして、損害賠償請求される
  • 違法行為として処罰される

等の可能性があります!
チート行為を可能にするプログラム等を提供する行為も同様です。

【警視庁リンク】

公平性が関係がない事例(著作権で違法):セーブデータ改ざん例「ときめきメモリアルメモリーカード事件」

コナミの「ときめきメモリアル」のセーブデータを改造し、頒布された事件。

これに対し下記の状況においても「著作権を侵害している」と判断された。

オフラインゲームで競争性もない、公平性は関係がない。さらに言えば下記も加わる。

  • プログラム本体自体の改ざんは行われていない
  • ゲームバランスをいじっただけ

そもそもチート行為自体がダメな理由がこれである。

電子計算機損壊等業務妨害:ネクソン「サドンアタック」による事例

著作権法違反以外においても、業務妨害について罪が適用された事例もある。

2014年のネクソンが運営するFPS「サドンアタック」で発生したチートツール使用者の犯罪適用事例である。

少年らのチート行為により,ネクソンは「苦情対応」「技術的防御措置」「外部委託による24時間監視措置」など,通常業務では行わない特別な対応に迫られ,相応の業務負担および経済的負担を受けた。これが電子計算機損壊等業務妨害事件として認められたことで,書類送検に至ったというわけだ。

リークについて:守秘義務違反はゲーム業界に限らず、どの業界でもダメだと思うが

働いている以上、商品の未発表情報の勝手な露出が禁止なことは、どの業界でも同じだと思う。

特にマーケティング費用には莫大なコストと、自社以外の多くの会社を巻き込んでいることも考えて、それらに影響を及ぼす情報の先出しは働いている以上はご法度。

守秘義務の範囲内になる。

解析(リバースエンジニアリング?)は場合による

ここでの解析が「リバースエンジニアリング」を指しているかどうかは不明だがこちらも事例がある。

簡単にいえば、「相手に損害を与えない限り、リバースエンジニアリング自体は不法行為ではない」ということだ。

もっとも、損害に繋がるかどうかは会社が判断し、裁判所が認定することなので程度によってはどうなるかは不明。

基本的にこの解析がリバースエンジニアリングにせよ、メモリ解析にせよ通信の解析にせよ、上述した損害に繋がりかねないので利用規約的に禁止しているところも多いと思う。

なお、解析されないようにセキュリティをかけていた場合、それを解除した時点で「不正競争防止法違反」になる可能性があるので、一応そのことも加えておく。

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最後に

大体、企業が禁止するものには明確な理由・事例が存在する。

この手の話題で「元業界関係者です」的な解説・言及をしている文章を見かけることも多いが、「過去の事例」「法律」等に基づかない、わけの分からない個人的な感情に基づく言説には要注意だ。

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