ラジオ文化放送「eスポナイター」はeスポーツの新風を呼ぶか?
昨日(4/24)ラジオの文化放送が、プロ野球実況が行えないこの昨今「eスポナイター」と銘打ち、なんとゲームの実況パワフルプロ野球のゲーム実況をする、という前代未聞の生放送を行った。
eスポナイター プレイボール!! #joqr #eスポナイター https://t.co/a3PZ6iziyO
— 文化放送ライオンズナイター (@joqrlions) April 24, 2020
しかも、Twitterでゲーム画面をライブ放送である。
一通り聞いて、さらにライブも見たので、その雑感を述べていきたいと思う。
ラジオによるゲーム実況という可能性と難しい点
やはり本職アナウンサーが、ゲーム実況を行うと臨場感も出て良いですなっ。
今まで無縁と思われたラジオに「ゲーム実況」が放送されたのは大きい。
ラジオとTwitterライブの両方を見ていたが、なかなか両立が難しい部分があるものの、これを皮切りにラジオでもどんどんゲーム実況が流れる楽しい未来がやってきますように。
難しい点:映像がない
今回もTwitterを利用したライブ映像が用いられたが、ゲーム実況するのにゲーム画像がないのはいかがものか論。
そもそもゲームがターン制ではなく、リアルタイム性の高いものが多く、音だけで状況を伝えるには限界があるんではないかと思っている。
難しい点:音源利用がラジオ外だと規制が厳しい
曲紹介などをする時、ラジオでは流せる曲も、他のLive放送では使えない場合がある。
特に曲の原盤利用までできる生放送は「ニコニコ生放送」ぐらいしかない。
文化放送のこの放送でも曲紹介の際は無音(ラジオだけ放送)という形だった。
JASRAC等による契約の限界
Youtubeなどが「JASRAC」と提携しているという話があるが、「曲と歌詞」であり、歌唱権についてはJASRAC側管理じゃないので、原盤は利用できない。
一方でニコニコ動画・生放送は利用できる原盤を公表しているため、これらに関しては原盤利用できる。
結局どっちを聞けば、見ればいいのだ問題
ラジオとインターネットの生放送では、その内容にタイムラグが発生してしまう。
さらに上述した「ラジオでしか音楽流せない問題」により、音楽再生中はインターネット生放送も止まっている形となる。
こうした進行上の問題は今後の課題となってくると思う。
最後に:思わぬところでeスポーツ
新型コロナウィルスの影響で自粛が長引くという見方がある中で、ゲーム・eスポーツが色々な使われ方をされていく場面が今後も増えると思う。
文化放送のこの番組は、攻めの姿勢というよりも、攻め込んだ放送だった。
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