ソシャゲ苦境の原因を考察(バブル崩壊?):ライバーの活躍が奪うガチャ資金
ソーシャルゲームの苦境が昨年の中頃より、ニュースに伝えられている。
7割の主要企業が減益・赤字になり、さらにソシャゲ中心の企業はかなり厳しい状況になっている、とのこと。
いや、もっと前から、個人的な感覚では短期間でサービス終了するゲームの話題が多かった2017年頃から厳しくなった印象だと思う。
この原因について、様々な考察をしている人がいるが、ゲーム業界評論家の僕としてもやはり見解を書いておこうと思った。
ソーシャルゲームのビジネスモデルを理解する
「基本無料」で幅広くユーザーを集め、課金してくれる人からはできるだけ多く課金してもらう(ガチャ)ビジネス。
これが、ソーシャルゲームの主流のビジネスモデルとなる。
主な課金先はキャラクター
多くの場合、課金先は「キャラクター」である。ソシャゲはキャラビジネス、そう言い切ってしまっても過言ではない。
キャラクター需要でガチャの売り上げが決まってしまうビジネスでもある。
推測:ライバー(配信者)達への投げ銭サービスが阻むガチャビジネス
投げ銭系の配信サービスは元来、アイドル系のライバー(配信者)向けが多かったイメージで、ゲーマーとはそこまでユーザー層が重ならない印象ではあった。
しかし、2017年からは「Youtube Live」の「スーパーチャット」、ゲーム系配信サービス「OpenRec」も投げ銭機能「エール」を実装するようになり、ここにゲーム実況者やVtuberが参戦してくるようになった。
これにより、ゲーマーが応援しているゲーム実況者に直接、その気になれば可能な限り、投げ銭をできる環境が整ってしまった。
しかもVtuberは最も競合に近い「キャラビジネス」である。
これに払える人は可能な限り払うビジネスとしての競合が生まれた故に、ガチャビジネスのソシャゲが苦境に陥る構図ができてしまったと、僕は個人的に推測している。
高額投げ銭ユーザーとソシャゲの課金ユーザー率が出せれば、それも判明すると思う。
ライバーはゲームする時間を奪う
1回の動画が10~20分程度のゲーム実況に比べライバーともなると、1時間以上行うケースも多い。
さらに、毎日のように配信する者も多いため、これが同じく時間を使うゲームにとっては非常に厳しい競合となってしまう。
ライバー(生放送配信者)タイプ大手Vtuber達
生配信中心のVTuberはグループを組んでることが多く、大御所的には「月ノ美兎」擁する「にじさんじ」。「ときのそら」擁する「ホロライブ」が有名。
上記二つのグループでおよそ50名近くいるんじゃないだろうか。
この辺り、ゲーム系とはユーザー層とファン層ががっつり重なるのも厳しい要因だと思う。
今後はゲーム実況者など、vtuber以外のストリーマー達も今後は参戦してきそう
現在はVtuber達がライバーとしてグループを組んで活動を行っているケースが目立っているが、今後は普通のYoutuber達もライバーとしてグループを組んで参戦してくると思われる。
しかも、よりによってゲーム実況系が生放送を得意とする者も多いため、非常に厳しい状況は続きそうな予感がする。
ソシャゲが、この先生きのこるには?
おそらく、パチンコみたいになっていくと思う。
「Paypay」キャンペーンみたいに、ガチャを回した分のいくらか、さらに一定数には全額以上のポイントバックあり、みたいなサービスで課金率を引き上げる企業が多く出るんではないかな?と予想する。
(それは本当に賭博・ギャンブルになってしまうのでは?という感じもあるが)
こういったガチャビジネス系は結果的には差別化が非常に難しいので、従来のキャラクターを盛り上げる演出が、ユーザー還元の演出にシフトするのではないか、と思った。
どのみち、しばらく、競争が激化する様相を展開すると思う。
最後に:ソシャゲバブル崩壊!?に寄せて
僕もライバーに投げ銭する人ではあるが、個人的にも手に入らない可能性があるガチャに課金をするよりも、応援したい人に投げ銭した方がずっといいよね、という心理は分かる。
ライバー向けのサービスはさらに多くなってきている今、ライバー達の活躍も増えてくるとは思う。
苦しくなっていく世界、僕も路頭に迷ったら、どうするかな……と不安になる。
何か自分でやろうかな……僕と同じ年齢の人もフリーランス(業務委託)が多くなってるからなぁ。
僕の年だと新しい業界っていうのも難しい気はする。
バブル時期ですら安泰でない業界なので、しぼんでいく状況においては、個人的な進路について、先行きは不安になってしまう。
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