ゲーム実況者はプロゲーマーと言えるか
ゲーム実況者をプロゲーマーと呼ぶかどうか、最近、ブロガーの中で話題になっていたらしい。
個人的な意見としては、ゲームプレイである程度の収益が出ているならプロゲーマーを名乗ってもよいかと思う。
「プロゲーマー」自体の成り立ちが、「地位向上のための協会ができてからプロゲーマーが生まれた」と言う体系だった歴史を持っておらず、ユーザーコミュニティの延長として生まれたものであるため、多くの場合、勝手に名乗ったか、勝手にそう思われたかのどちらかであると推測されるためである。
ちょうどその辺りの歴史をたどった過去記事
つまり、名乗ったもん勝ちの世界
つまり、昔からそんなもんだと思ってた。
下記は7年前のウメハラ選手のインタビュー記事にて。
梅原 :基本的には名乗ったモン勝ちなんですが、ゲームをすることによって収入を得ているのがプロ。
さらに言えば、もっと昔から名乗ったもん勝ちの文化だったのに、そもそも、今更定義付けするのは不要な気がする。
大会のないゲームでもプロゲーマーは存在した
かつて、配信収益もなければ大会もない(もしかしたら、イベントであったかもしれないが)MMORPGのRaidギルドでスポンサーを獲得したところもある。
10年前の記事より。
もしかしたら、こういった事例は日本で知られていないだけで、他にもあるかもしれない。
ちなみにこのギルドのメンバーの「Kripp」さんは後に「Diablo 3」で誰も攻略できなくて弱体化が決まったアップデート前に、コンテンツを攻略してみせる配信を行い、ニュースになった。当事の収益は不明ながら、どう考えても、これはプロゲーマーでしょ。(彼がそう名乗れば、だけど)
敢えて定義するとしたら
正確にプロゲーマーの定義づけを行うなら下記だと思う。
ゲーマー(ゲーム愛好家)であることが前提に、自身のゲームプレイにおいて、マネタイズできるレベルの知名度、ファンがいればプロゲーマー。
つまり、そこにゲーム実況であるか大会常連者であるか、企業スポンサーがつくかどうかすら、関係がなくなる。
もしこれに準じ、プロゲーマーを名乗るゲーム実況者に対し「プレイングが上手くないので、それはプロゲーマーじゃなくて、ただのゲームプロストリーマー(実況者)だ」と言われたなら、その回答として、「賞金とスポンサー目当てなだけでゲームしてる人はそれこそ、ただのe-Sportsプレイヤーだ」と言ってもいいはずである。
最後に
今や大会に出るような有名プレイヤーと呼ばれる世界の人も、顔出し実況配信しながら投げ銭もらっているイメージがある。ゲームプレイでの稼げる収入源が同じなら、わざわざ分ける必要もないだろう。
それと、id:captainjacksanさんが有名プロブロガーからスポンサードされていることに驚き、未来を感じた。(ちなみに、はてなブログで書いてたことをこの記事で知った)
ゲームをするだけでも稼げる道が多角化してきて、いい時代になったものだ。うらやましい。
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