ゲーマー逃避行ブログ

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けものフレンズ:1年経って2周目を見たので改めてその魅力を考察してみる


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アニメ「けものフレンズ」が3月31日まで、テレビ東京の公式で無料でネット配信されている。

僕は昨年、ニコニコ動画で見て以来、何度か見ている。なので、正確には2周目ではない。

けど、普段、アニメをほとんど見ない自分にとっても、見ると改めて素晴らしいストーリー、魅力を持っているアニメだと思う。

【公式配信】けものフレンズ|テレビ東京の番組動画を無料で見逃し配信!ネットもテレ東

2周目以降は色々とこのアニメの魅力を考えながら、感想を述べていきたいと思う。

始まりは、かばんちゃんと共に「人類」を知る

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「けものフレンズ」オープニングより

まず、かばんちゃんは何の動物か、という探求から始まる。しかし、何の動物かはすぐ分かるようになっていて、特に1話では強く強調されている。

  • 持久力
  • 道具の創作
  • 蓋を開けて中のものを取り出す、という発想力
  • 本能的に暗闇を恐れる

これらひっくるめて、自然界の我々なのだ。特に、このかばんちゃんの問題解決能力として「発想力」と「創作」の部分は、以後も強調されて描かれ、物語は進んでいく。

つまり自然界で「人類とは何か」という探求と、この時点で僕は「かばんちゃん」が何者かをカンづいた状態でアニメを見ていくことになる。 

ここでは「これは動物の中における人とは何かを再確認するアニメではないのか?」と思いながら次の話をワクワクしながら見ることができた。

ニコニコ動画のコメント機能はリアルタイムが故に秀逸で、こうしたネタを解説してくれるコメントがあったりして、とても助かった。知らない人がいたら、本当に何も分からず1話を見ることになったと思う。

不安要素満載の展開

展開が進むにつれ、かばんちゃんが持ち前の能力を発揮して問題を解決していく度、「かばんちゃん」と「サーバルちゃん」の気持ちのすれ違いが起こるんじゃないか、とソワソワした。

すべて解決したその先には、フレンズ達との決別が待っているんじゃないかと、心の底では心配していた。

1周目を見終われば、全くそんなことはないのだが、この感情や考察の出どころはヒトとしての嫌な部分かもしれない。

自分の歩みより届かないぐらい遅い者を疎ましく思い、また、届かないぐらい速い物も疎ましく思う。そこから利益が得られない感じた場合、協力、信頼関係が破滅に向かう。

僕の感情は、ただの人間としてのオゴリからくる不安で、フレンズ達は違った。良かった。

サーバルちゃんに恋していく

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「けものフレンズ」4話より

道中、サーバルちゃんの色んな一面を見ることができる。それを見れるたび、嬉しい、と思うようになった。

きっかけはツチノコ回の最後の方で「照れてるの~?」とツチノコを、ちょっとからかうサーバルちゃん。

サーバルちゃんにもこんな一面があるんだ、と思った時にはサーバルちゃんにとても興味を惹かれた。つまりは恋に落ちた。

以降、僕は、色んなサーバルちゃんの一面を見てきた。

  • サーバルちゃんも怒るんだ
  • サーバルちゃんもボケる!
  • サーバルちゃんも悪いことするんだ!
  • サーバルちゃん、泣かないで。

どれも良かった。イイネ! 

サーバルちゃんは最初から好意を持って信頼して接する

サーバルちゃんはPPP回の時、真っ先に「はじめまして」と先頭をきって飛び込んだ。

ギンギヅネとキタキツネちゃんがちょっと言い合った時にも「仲良しなんだね!」と場を収めた。サーバルちゃんは計算で言動を行わないので、本心からそう思ったんだろう。

最終話では、ボスがフレンズに話かけない理由についても「よく分からないけど、大変なんだね」と理解してくれていた。

つまり、サーバルちゃんは天使。

知力だけがすべてにおいて、優位ではないよね。

まるで見ている人に寄り添うようなアニメだった

最終話のサーバルちゃんが「かばんちゃんを返してよ!」は名言というよりも名場面でだと思う。

あの時、多分、僕はサーバルちゃんを応援してて…サーバルちゃんの表情がキリっと、切り替わった時、なんだか応援が通じたように思えた。

そしてその後のフレンズがみんなが駆け付けた時に感じた「あ、これなんとかなるんじゃね?」という気持ち、これほどまでに高ぶる展開はなかった。

ボスの存在

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「けものフレンズ」3話より

最終話が始まる前まで、僕が感じるボスの存在感は他フレンズより低かった。

ボスのイメージとしては「何かしら失敗する存在、機能しない存在」つまりギャグポジションであり、いじられキャラみたいな感じで一緒に旅しているのに、ゲストのフレンズより低い存在感として見ていたのかもしれない。

最終話のボスの言動から、彼は全力で頑張っていたことを伺い知るまで、ボスへの敬意を心の底では欠いていたと、感じた。

最終話のすごさは、こうした僕の感情を炙りだした上で、そしてこの物語の僕が見たかった理想のハッピーエンドは「かばんちゃん」「サーバルちゃん」の旅ではなく「かばんちゃん」「サーバルちゃん」「ボス」(しかも、代わりのボスではなく、旅してきたボス)の3人での旅が見たかったんだ!と、分からせるところにあると思う。

(ボスごめんよ)

けもフレのストーリーの魅力 

最終話前には「たつきを信じろ」というワードがTwitter上では盛んだったけど、正確には「ボスを含めてフレンズ達を信じるんだ」が、このアニメとしては正しいのかもしれない。

フレンズ達は素晴らしく、それに比べると僕の心は振り返り考察すると、結果論的には汚く炙り出された。もちろん、炙り出されて悪い感じはしない。

ここまで感情移入をさせたのは、この物語が僕に(見ている人)に寄り添ったからじゃないだろうか。お説教的なメッセージがなくても、寄り添えば心が動く。そして心を捉えるんだと思う。

ただ、こういうストーリーを描けるのは、奇跡に近いと思う。愛を感じる素晴らしい作品だった。

メディアミックスから生まれる作品とは、こうも上手くいかないものなのか。現状を考えると、この作品の立ち位置は本当に不幸だと思う。

おまけ

本編とは別途として12.1話「ばすてき」が監督本人のアカウントで作られているので、お見逃しなく

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