ブラック企業問題:過労死と勤務間インターバル規制の必要性
Twitterの機能に、自分のツイートのインプレッション(表示)数が見られる機能があって(実は最近知りました(汗))過去も含めて眺めていたら、
「52,519件のインプレッションを獲得しました 」という、僕の通常の数ヶ月分のインプレッション数を超えるツイートがあったんで、何だろうと思ったら、ブラック企業のツイートに対しての言及でした。
そして、そのツイートがこちら↓
突然ですいません、横から失礼します。
この手の商売だと24時間営業より開閉型の方が、きつかったりします。
問題は
「責任者は出勤したら、開店時と閉店時の業務をしなくてはいけない。」
という謎ルール。
7-23時の店だったら5時-24時退社(たまに25時以降も)のような感じでした。— だいじん (@daij1n) 2017年7月23日
ちなみに、これは「24時間営業店舗は必要かどうか」というものに対してのリプライです。
24時間営業店舗と開閉店舗のきつさ
自分は10年以上前に年中無休24時間営業の生鮮コンビニで社員として働いていたことがあり、24時間営業店舗とそうでない店舗(開閉店舗)両方、経験があります。
正直2,3店舗ほど24時間営業店舗を兼任していた時より、
上記ツイート内の理由で「開店作業」「閉店作業」がある開閉店舗の方がきつかったです。
終電に間に合っても乗車率が都内No.1の地下鉄に乗って帰宅し、始発に乗って向かう。
という生活をしてました。正直言ってクソシステムでした。
僕は死ぬ前に辞めて正解だと思ってます。
よく見ると、この話題の大元ツイート主「TENJIKU(テンジク)」さんの、過労死した、いとこさんも、どうやら「開閉店舗」で働いていた社員さんみたいです。
先月いとこが #過労死 したので漫画にしました。大手居酒屋チェーン店の勤務先で死にました。何をしても死んだ人は生き返らないけど
ただ、こういう事があったよって知って欲しかった。
どんな反応があるかわからなくて怖い。#過労自殺https://t.co/9II8U6MPoP pic.twitter.com/7WfiveRD0n
— TENJIKU(テンジク) (@ikinariTenjiku) 2017年7月22日
時間指定はほんとクソで、作業者の寿命を縮める要因になっているかと思います。
勤務間インターバル規制の法規制が一番かと
これらの解決法として、休息時間(睡眠時間)の保証があります。
労働時間の法規制はよく話題になるのに、なぜかあまりメディアには登場しない「勤務間インターバルの法規制」というやつです。
主にヨーロッパ諸国などで実施されている法規制で
「労働者の休息時間を保証するため、最終出社時間と次の出勤時間の長さを法規制する」というもの。
これは、睡眠時間が健康に直結する、ひどけりゃ突然死するリスクがあるからで、日本でも是非、労働基準法に盛り込んで少なくとも10時間は確保していただきたいと思う。
(なお、ヨーロッパは11時間)
実質、労働時間規制にもつながるのに、この話題が頻繁に出ないのは謎。
これこそ、働き方改革だと思う。
もっとも、制定しても遵守しないからブラック企業なんですけどね。
——
もし、やばそうな労働状況の場面に放り込まれたら
「とりあえず、寝る時間をどうにかこうにか確保する」
が、生き延びるコツかもしれません。(逃げるまでは)
自分の周囲でも過去、突然意識を失い倒れた人、死んだ人(自殺ではなく)は、(そんなに多くないですが)いずれも睡眠不足が続いた人でした。
(家じゃないと寝られない、ホテル代もタクシー代も出ないから、などの理由で)
ナウでブラック企業の中の人も、そうでない人もお気をつけて
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